ブラッドリー、マルケスLV到着

　試合まで4日、両雄が決戦の地に到着。WBO世界ウェルター級タイトルマッチ、王者ティモシー・ブラッドリー(30=米)対挑戦者の4階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケス(40=メキシコ)の12回戦は12日(日本時間13日)、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われる。その両者が8日、試合地ラスベガスに到着した。

　試合はトップランク社の主催でトーマス&マックセンターで行われるが、両者は試合を共催するウィン・リゾート&カジノに宿泊する。昨年6月、物議をかもす判定ながらマニー・パッキャオ(比)を破って戴冠を果たしたブラッドリーは、パームスプリングスでトレーニングをこなして試合地に入った。「10週間のハードなトレーニングをこなした。マルケスはとても賢い戦士。今回の試合はスピードがカギになると思う。ハンドスピード、フットスピード、それに自在な動き。必要があれば打ち合いも辞さないよ」と自信を口にしている。31戦30勝(12KO)1無効試合。

　一方、昨年12月にパッキャオに右の一撃で6回KO勝ちを収めているマルケスは、勝てば5階級制覇となる。奇しくも王者同様、スピードをキー・ポイントとして挙げている。「ブラッドリーはつかみどころのない難しい戦闘スタイルの選手。今回の試合はパワーよりもスピードが重要視されると思う」と話している。戦績は62戦55勝(40KO)6敗1分。オッズは11対8でマルケス有利と出ている。