興毅が画家に転身!?

　7度目の防衛戦を18日後に控えるWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(26=亀田)が4日、都内の亀田ジムに報道陣を招集し緊急会見となった。

■WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・亀田 興毅(亀田)VS挑戦者ジョン・マーク・アポリナリオ(比)
■日時:7月23日(火)
■会場:東京ビッグサイト
■問い合せ:亀田ジムTEL.03-5671-1333

　駆けつけた報道陣の前に姿を現した興毅は「特になにもないが、公開練習の前に記者さんたちの顔を見たくて。それで会見を開いたんだけど」と笑いを誘い、改めて本題に 入ると「富士山が世界遺産に登録された。その記念じゃないが、俺の描いた富士山を観てもらおうと思って」と2点の富士山画を披露した。

　浪速乃闘拳によると「ピンクが和毅で、ゴールドが大毅をイメージしている。俺のカラーであるシルバーの富士山を入れて3点セットになる。これでオークションを開いた ら、きっと凄い値段になるだろうな」と満面の笑みを浮かべた。会心の仕上がりに饒舌となり「富士は日本一の山。俺も日本一になりたくて富士山を描き続けてきた。この出 来上がりは趣味の域を超えた。画家に転職しようかな(笑)。そして二科展に挑戦や!!」と100年の歴史を持つ二科会が主催するコンテストへの出品に意欲を見せた。

　最後に興毅は「富士山が世界遺産になった。そして7月23日に俺がタイトルを守り、和毅が8月にフィリピンで世界を獲る。富士山が世界遺産なら、俺たちは三兄弟世界王者としてギネスブックに申請するよ」とアピールした。

　WBA世界バンタム級王座の防衛戦を前に、コンディションのよさからくる余裕か、自慢の「亀田富士」のお披露目となった。7月23日、世界3階級制覇王者は富士山に負けない存在感を見せつけることができるのか。