[公開練習]2026.9.18
松本流星が世界ベルトと結婚指輪をつかむ!
WBO(世界ボクシング機構)ミニマム級1位の松本流星(28=帝拳)が18日、都内の帝拳ジムで公開練習に臨んだ。急きょ決まった世界戦にも動じることなく、シャープな動きと力強いパンチを披露。2団体目の世界王座獲得へ、万全の仕上がりを印象づけた。
松本は、9月27日(日)、TOYOTA ARENA TOKYOで開催される「Prime Video Boxing 16」で、同級3位のラッセル・アコスタ(27=メキシコ)とWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦に臨む。WBA王座を返上した松本が、今度はWBOのベルトを狙い、再び世界の頂点を目指す。
現在、オスカー・コラーゾ(29=米)がWBO王座を保持しているが、コラーゾは現地時間10月10日、米国イリノイ州でWBA・WBC世界フライ級統一王者のリカルド・サンドバル(27=米)に挑戦する予定だ。
WBOは、コラーゾvsサンドバルの試合開始のゴングと同時に、松本vsアコスタの勝者が暫定王者から正規王者に昇格することを発表した。松本にとって、2団体目の世界王座獲得を懸けた重要な一戦となる。
世界戦が決定したのは約1ヶ月前だったが、松本に焦りはない。「スパーリングも良い感じで終えることができた。(試合まで)短い期間だったが、良い時間を過ごすことができた。あとは感覚を研ぎ澄ませていく。全勝対決が楽しみ」と、万全のコンディションをアピールした。
対戦相手のアコスタも16戦全勝(6KO)と勢いに乗る。難敵との対戦にも、田中繊大トレーナーは「相手は好戦的なタイプなので噛み合う。松本は離れてもくっついてもできる。対応力を見せられる」と、松本の総合力に太鼓判を押した。
9月27日は、松本と日本大学ボクシング部の先輩にあたる坪井智也(30)、同い年の那須川天心(28)と、帝拳ジムから3選手が世界戦に出場する。
大会の先陣を切る松本は、「自分が勝って坪井先輩につなぐ。そして最後は天心が勝って締めてくれると思う。当日は一番インパクトのある内容で勝って、チームを勢いづけたい」と、帝拳勢に流れを呼び込むつもりだ。
那須川については、「プロデビューした時期が近く、スター性だったり、戦ってきたキャリアなど、見習うべきところがたくさんあるし、刺激的な存在。同い年なので、いつか同じリングに上がりたいと思っていた。あとは2人でしっかりと勝つ。1998年生まれとして勢いづけて、同い年の齋藤麗王(帝拳)もタイトルマッチが決まっているのでつなげたい」と語った。
会見後には、シャドーボクシングを2ラウンド、スティックミット、ミット打ち、サンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンド披露した。距離を意識しながらリズミカルかつシャープにスティックへ打ち込むと、ミットには力強い左ストレート、右フック、右ボディを叩き込み、好調ぶりを示した。
今年8月8日には、同級生の依舞さんと入籍。家族が増えたことで責任感も一層強くなった。世界王者になったら結婚指輪を購入する予定で、「しっかりと勝って、ファイトマネーで購入したい。モチベーションのひとつ」と笑顔を見せた。
食事面でもサポートを受けており、「試合を重ねるごとに減量がうまくいっている」と感謝を口にした。競技に集中できる環境が、充実した仕上がりにつながっている。
将来的なライトフライ級転向も視野に入れる松本だが、まず見据えるのはアコスタとの無敗対決だ。帝拳勢の先陣を切る大舞台で2本目の世界ベルトをつかみ、大会全体を勢いづける。
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