[一夜明け会見]2026.7.21
増田陸が描く次なる世界戦線 「真の王者」証明へ堤聖也戦を熱望

WBA(世界ボクシング協会)バンタム級新チャンピオンの増田陸(28=帝拳)が21日、都内の帝拳ジムで一夜明け会見に臨んだ。
増田は、昨日(20日)、両国国技館で開催された「U-NEXT BOXING.6」のメインイベントで同級2位の比嘉大吾(30=志成)との激戦を制し、12戦目で悲願の世界初戴冠を果たした。激闘の余韻が残る中、新王者は世界の頂点に立った実感とともに、すでに次なる戦いへ視線を向けていた。
今後、あらためて対戦したい相手にWBA世界バンタム級休養王者の堤聖也(30=角海老宝石)の名前を挙げた。
堤とは2023年8月、キャリア4戦目で臨んだバンタム級モンスタートーナメント準決勝で、当時堤が保持していた日本王座を懸けて対戦し、判定負けを喫している。世界王者となった今、その雪辱戦は大きな意味を持つ一戦となりそうだ。
両目上を縫った姿で会見に臨んだ増田は、肩に掛けた黒色のベルトを見つめながら「無事に勝つことができて良かった。ベルトは重いですね」と、世界王者となった実感を口にした。
「右を上手く使った」
相手の対策について、増田は「左ストレートがなかなかクリーンヒットしなかった。想定していたが、相手の声援が多く少しやりにくかった」と語った。その上で、「倒しにいくのを一旦置いて、ポイントを取りに行く作戦に切り替えた。右を上手く使うことができた。11〜12ラウンドは前に出たのが正解だった」と、流れを見極めながら戦術を修正したことを明かした。
帝拳ジムの浜田剛史代表は、「比嘉君は相当研究してきたが、歓声に惑わされることなく辛抱強く自分の距離を保って戦えた」と、新王者の冷静な試合運びを高く評価した。
増田は、次なる目標について「WBAバンタム級のベルトは堤選手が井上拓真選手から獲って2度防衛している。堤選手がチャンピオンという認識。真のチャンピオンはどちらなのか決めたい」と、休養王者との統一戦を熱望した。
さらに、今後については「試合のパフォーマンスで体現していきたい。歴史に残る試合をしたい」と力強く語り、新たな世界王者としてさらなる高みを見据えた。
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