[試合後会見]2026.5.12
王者の技術か、挑戦者の執念か。池側純と大嶋剣心が見せた白熱攻防!

日本スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の池側純(28=角海老宝石)対同級10位の大嶋剣心(30=KOD)の一戦が12日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル156」のメインイベントで行われた。
群雄割拠のスーパーバンタム級で頂点に立った池側が鬼門突破を果たしたのか? それとも4度目の挑戦となった大嶋が悲願の王座奪取を成し遂げたのか――。
注目の一戦は、序盤から緊張感漂う攻防が続き、会場の視線をリング中央に釘付けにした。
サウスポー池側がロングレンジをキープしながら、左ストレートを好打。懐に入りたい大嶋だが、思うような展開を作れず。序盤でペースを握った池側が攻め急がず、ワンツーでポイントを連取した。前半終了時の公開採点をフルマークでリードした池側は、その後も冷静な試合運び。逆転を狙う大嶋は気持ちを切らさず戦ったが、池側は7回に左アッパーでダウンを奪うと、最後は左ストレートでレフェリーストップに持ち込んだ。
圧巻のパフォーマンスを見せた池側は、「バッティングを警戒して、安全なボクシングになってしまった。アッパーを警戒されているので、原点に戻ってワンツーをテーマにしていた。インターバル中に阿部さん(阿部弘幸トレーナー)から『左アッパーが当たる』と指示があったので出したら当たった。初防衛戦のプレッシャーがあったが勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
阿部弘幸トレーナーは、「こちらの右アッパーに左フックを合わせてきていたので、今日は(右アッパーは)打つのを止めようと。よく指示を聞いてくれた」と、王者の対応力を称えた。
現在、WBC世界13位にランクインしている池側。今後は防衛を重ねながら、WBA、IBF、WBOを含めた世界ランキング入りを視野に入れる。池側は「チャンスがあれば、サンティシマ選手とやりたい」と語り、WBOアジアパシフィック同級王者のガブリエル・サンティシマ(21=比)との王座統一戦実現へ意欲を示した。
一方、敗れた大嶋は、「何もさせてもらえなかった。相手は上手くて距離も遠かったので、なかなか中に入らせてもらえなかった。左ストレートは見えなかった。自分のやりたかったボクシングができなかった」と肩を落とした。
内山高志会長は「元々、実力差のある相手だという予想はしていた。その中で、どこまで差を埋められるか、あるいは相手のちょっとした隙を突けるかが勝負になると思っていた。ポイント差がある中で、いろいろ考えながら最後までよく頑張ったと思う」と愛弟子の健闘を称えた。
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