[インタビュー]2026.3.4
KO負けから10年で日本王座へ。齋藤眞之助が信じ続けた自分の形
日本ライト級2位の齋藤眞之助(30=石川ジム立川)は、3月18日(水)、後楽園ホールで開催される「KADOEBI BOXING.4」のセミファイナルで、同級1位の齊藤陽二(30=角海老宝石)と空位の日本王座を争う。
2016年9月にプロデビュー。初戦は40秒KO負けという厳しいスタートだった。それでも歩みを止めることなく、キャリア10年目でたどり着いた初のタイトルマッチ。その相手が、2024年4月のアジア最強トーナメントで2回KO負けを喫した齊藤陽二という事実が、この試合の重みを物語る。
雪辱の思いは胸に秘め、語りすぎない。その姿勢こそ、ここまで積み重ねてきた時間の証だ。アウトボクシングを軸に自分の勝ち方と負け方を理解し、今は「タイトルを意識しすぎない」境地にいる。冷静さと強い気持ちを両立させたとき、齋藤眞之助は日本ライト級の景色を変えられるか。
■初のタイトルマッチで、相手は齊藤陽二選手。ベルトとリベンジ、両方が懸かっています。
齋藤 同じ苗字で同い年というのもあって縁を感じます。こうした大きな舞台で、再び拳を交えられることが素直にうれしいです。
■デビュー戦は初回40秒KO負け。それでも諦めず、ここまでたどり着きました。
齋藤 辞めようとは思いませんでした。一緒に練習していた仲間の粕谷(粕谷雄一郎=引退)や俊人(大野俊人)が勝っていたので、「簡単に勝てるものなのかな」と甘く考えていました。8オンスのグローブで初めて殴られて効いてしまって、自分がどれくらい打たれ強いのかも分かっていなかったので、「こんな感じなのか」と意外と冷静でした。
■あらためて、齊藤陽二選手の印象を教えてください。
齋藤 タフで、ガンガン前に出てきてパンチが重い。強い選手に勝ってこそ、胸を張ってチャンピオンだと言えると思います。
■打ち合えば相手の土俵。一方で、ずっと足を使い続けるのも難しい。そのあたりの駆け引きは?
齋藤 後手に回らないことが大事ですね。変に打ち合わず、冷静さを保ちたい。自分の勝ちパターンも、負けパターンも分かっています。
■持ち味のアウトボクシングは、どのように築いてきたのでしょうか?
齋藤 デビュー戦がKO負け。2戦目も勝ちはしましたが、2度ダウンしました。「自分はそこまで打たれ強くない。もらったら終わりだ」と気づいたんです。パンチ力のある粕谷や俊人とのスパーリングでも、打ち合ったらやられると思い、今のスタイルに行き着きました。
■日本ランキング1位になった経験もあれば、敗戦で順位を落とすこともありました。
齋藤 負けるたびに、自分に足りない部分を勉強できたので、心が折れることはなかったです。課題を克服しようと一生懸命練習していたら、いつの間にか続けていました。あの頃は、「まだタイトルを獲れる選手じゃないんだな」と思いましたし、力を示そうとして変に力が入っていました。今はタイトルを意識し過ぎず、自分の力を出すことに集中しています。
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