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[引退]2026.1.15

世界だけを見つめた拳の終着点。元WBO-AP王者・小林豪己が引退

世界だけを見つめた拳の終着点。元WBO-AP王者・小林豪己が引退

 第12代、14代WBOアジアパシフィック・ミニマム級王者の小林豪己(27=真正)が、自身のSNSで現役引退を発表した。

 アマチュア33戦23勝10敗のキャリアを経て、2021年5月にプロデビュー。破壊力のあるパンチを武器に、わずか5戦目でWBO-AP王座を獲得するスピード出世を果たした。一度は王座を手放したものの、2024年2月に王座返り咲き。確かな実力と存在感を、ミニマム級の舞台で示し続けてきた。

 ラストファイトとなったのは、昨年10月に行われた森且貴(25=大橋)との日本ミニマム級王座決定戦だった。

鋭いパンチでミニマム級戦線を切り裂き、短期間で王座まで駆け上がった小林が、静かにリングを去る決断を下した。世界だけを見据え、限界まで自分を追い込んできたからこそ、選んだ今回の引退という決断。そこには、王者としての誇りと、一人のボクサーとしての率直な後悔、そして周囲への深い感謝があった。

ラストファイトとなった森且貴戦
 「自分が見ているのは世界1本。次に負けたら引退と決めていた。世界に行くのはそんなに甘い世界ではない。森選手との試合が終わって、早めに判断した」。そう語る小林は、一度は元世界王者の久保隼トレーナーから進退を保留し、ジムワークに専念する提案を受けて練習を再開した。しかし「気持ちが乗らなくて、伸び代を感じられなかった」と、昨年末でグローブを吊るす決意を固めた。
「ボクシングに出会えてよかった」
 現役生活を振り返り、後悔も正直に口にする。「ああしておけば良かったと思うことはあるが、それは負けて気づいたこと。ボクシングに出会えたことは本当に良かった」。久保トレーナー、そして故・穴口一輝から「ボクシングは私生活の送り方が大事」という言葉を聞いた当時、無敗だった小林はその重みを十分に理解できていなかったという。「遊んでいたわけではないが、意識の問題。練習だけでなく、私生活の送り方には後悔している」と、率直に胸の内を明かした。
思い出深い一戦として挙げた金谷勇利戦
 思い出深い一戦として挙げたのは、金谷勇利(29=金子)とのWBO-AP王座決定戦。「前日計量後、夕方に一輝が亡くなったと聞いた。ショックで一睡もできず、コンディションは最悪だったが、気持ちだけで勝てた試合」。さらに、「夜中に眠れない中、ホテルの部屋のライトが10秒刻みに3回光った。一輝が挨拶に来てくれたと思っている」と、不思議な体験も語った。
「何かしらの形でボクシングに携わりたい」
 現在は地元・兵庫県加古川市の実家に戻り、父が経営する職場で働いている。「自分はいい加減な性格なので、選手の人生を背負う責任は持てない。だからプロのトレーナーにはなれない。ただ、何かしらの形でボクシングに携われたら」と、今後についても慎重かつ誠実に言葉を選んだ。
山下正人会長に感謝の気持ちを言葉にした
 最後に、真正ジムへの感謝を口にした。「自分はジムで一番わがままな選手だったと思う。会長は見捨てずに最後まで見てくれた。一番迷惑をかけているのにチャンスをくれて、良い環境でボクシングをさせてもらった」と、山下正人会長への思いを語った。

 自らを「わがままな選手」と評した小林。しかしその実像は、強い信念を持ち、常に自分を客観視できる誠実なボクサーだった。取材でも感情を飾ることなく、良い時も悪い時も真摯に言葉を紡いできた姿が印象に残る。リングを降りた今も、その実直さは変わらない。小林豪己は、最後まで「自分のボクシング」に正直だった。

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