[公開練習]2025.12.8
「第二のホーム日本」オラスクアガが公開練習! 桑原拓との防衛戦へ余裕の表情
WBO(世界ボクシング機構)フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米)が8日、都内の帝拳ジムで報道陣に練習を公開した。
オラスクアガは17日(水)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.4」で、同級4位の桑原拓(30=大橋)を迎え撃つ。
当初は、飯村樹輝弥(27=角海老宝石)との対戦が予定されていたが、飯村の負傷により挑戦辞退となり、決戦1ヶ月前での対戦相手変更。それでも王者は落ち着いた表情を崩さず、自身が掲げる節目のV5へ視線はブレない。
会見に臨んだオラスクアガは、「すごくコンディションが良く、時差にもすぐに慣れた。日本に来るのは8〜9回目で、試合以外でも何度も来ている。電車にも迷わないし、『ただいま』って感じ」と語り、第二のホームともいえる日本での試合にリラックスした様子を見せた。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)から情報を聞く
調整は来日後も順調。今回同じ興行に出場するWBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級王者の高見亨介(23=帝拳)、元WBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)らと実践練習を積む。かつて桑原と対戦経験のある阿久井からも感触を聞き、情報面でも抜かりがない。
コーナーを支える岡辺大介トレーナーは「スピードがあり、アマチュア経験が豊富な選手。覚悟を持ってくるので、苦戦も覚悟で臨む」と挑戦者を警戒。その上で「ロープに追い込む展開になれば」と、勝機を見据える。
会見後の公開練習では、シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちをそれぞれ1ラウンド披露。バックステップからのワンツーをテンポよく放ち、ナックルの精度を意識した動きが目立った。
対峙する大橋ジム陣営も、松本好二トレーナー、北野良氏、木幡竜一氏の3人体制で偵察。松本トレーナーは「初めて見る選手ではないし、良い選手なのは重々承知。一戦一戦キャリアを積むことで、見えない部分が変わってくる」と油断なし。続けて「パンチ力があり攻撃的。致命傷にならないように食い止めて、自分のパンチを当てて戦い切る」と戦略を語った。
5度の防衛に成功すれば、WBOから記念リングが贈られ、今回勝てば王手をかける。オラスクアガは「自分にとって、すべてが大事な試合。内容ではなく、最終的に勝利することが第一」とKO宣言を封印。勝利最優先の姿勢を明確にした。
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