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[試合後談話]2025.9.16

日本ユース・バンタム級王者が誕生!

日本ユース・バンタム級王者が誕生!

 日本ユース・バンタム級王座決定戦が16日、後楽園ホールで開催された「 OVER HEAT BOXERS NIGHT.113」のセミファイナルで行われ、宮下椋至(23=JM加古川拳)と日本バンタム級8位の印波優心(23=レイS)が空位の王座を争った。

 第8代チャンピオンに輝いたのはーー。
宮下椋至(JM加古川拳)が勝利!
 序盤からサウスポー宮下が、距離をキープしながら左を巧みに使い分けて、ペースを掌握。再三、左ストレートで印波の出鼻を挫いた。前半終了時の公開採点でリードした宮下は、メリハリをつけたボクシングでポイントを加点。7〜8回、印波はプレスを強めて左フックをねじ込んだが、逆転するまでには至らなかった。スピードと距離感が冴えた宮下が完勝した。
「前回の負けを払拭したかった」
 2度目の挑戦で戴冠した宮下は、「前回の試合で圧倒的に負けて、『宮下はこんなもんか』と思われたはず。何としても勝ちたかった。ベルトもうれしいが、日本ランカーに勝てたこと。そして、昨年の全日本新人王決定戦で負けた後楽園ホールで雪辱できたことがうれしい」と声を弾ませた。
加古川の宮下椋至に注目!
 今年6月に坂井優太(20=大橋)に2回TKO負けを喫した宮下だが、見事なパフォーマンスを見せた。今後の目標を聞かれた宮下は、「実力的にはまだまだ。練習してもっと強くなる」と具体的には挙げず、さらなる精進を誓った。
「距離が遠かった」
 一方、連勝がストップした印波は、「思っていた以上に距離が遠くて上手かった。あと一歩が踏み込めなかった。試合を組んでくれた会長に申し訳ない気持ちでいっぱい。もう一度やり直す」と悔しさを滲ませながらも巻き返しを誓った。
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