[試合後談話]2025.6.15
日本ユース・バンタム級王座を懸けて坂井優太と宮下椋至が激突!

日本ユース・バンタム級王座決定戦が15日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第2競技場)で開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル137」で行われ、坂井優太(19=大橋)と2024年西日本バンタム級新人王の宮下椋至(23=JM加古川拳)が、第7代チャンピオンの座を懸けて争った。
サウスポー同士の一戦は、坂井がロングレンジからシャープなジャブから左ストレートをヒット。距離をキープしながら右フック、ワンツーで攻め立てると、2回に左ストレートで腰を沈めさせて、レフェリーストップに持ち込んだ。
試合後、取材に応じた坂井は、「タイトルより宮下選手に勝つつもりで戦ったが、ベルトを獲ることができてうれしい。緊張はしなかったが、関西での試合で、いつもと違う雰囲気で初回は力んでしまった。自分のことを応援してくれる人が多い中で勝つことができて良かった」とプロ入り後、初めての関西での試合に笑顔が弾けた。
兵庫県尼崎市育ちの坂井にとって、忘れられない試合になったようだ。
試合後のフラッシュインタビューで「70点」と話した坂井だが、父・坂井伸克トレーナーは、圧勝にも60点と手厳しかった。「初回の動きが速くなかった」というのが理由で、「2ラウンドから重心を落として戦っていたので、これなら大丈夫だと思った。練習は人の3倍やっているが、実践でのスタミナがどうか。課題を作っていかないと精進しない」と気を緩めることはなかった。
大橋秀行会長は、「リカルド・ロペスみたいだった。見ていてこんな気持ちになったのは何年ぶりだろう」と、現役時代に対戦し、大橋会長から世界タイトルを奪って、無敗のまま引退した元世界2階級制覇王者のレジェンドボクサー、リカルド・ロペス(メキシコ)の名前を挙げて、坂井のパフォーマンスを褒め称えた。
一方、悔しい敗戦となった宮下は、「距離が遠くて想定以上にジャブが速かった。もっと戦いたかったが…」と唇を噛み締めた。
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