[世界戦発表会見]2025.6.11
新しい寺地拳四朗を見せる!
WBA(世界ボクシング協会)・WBC(世界ボクシング評議会)フライ級統一チャンピオンの寺地拳四朗(33=BMB)が11日、東京ドームホテルで開かれた記者会見に出席し、次戦に向けた意気込みを語った。
拳四朗は、7月30日(水)に横浜BUNTAIで開催される「U-NEXT BOXING.3」でWBA同級3位、WBC同級4位のリカルド・ラファエル・サンドバル(26=米)を迎え撃つ。
ユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)との王座統一戦を制し、フライ級でも統一王者となった拳四朗が、米国の刺客と拳を交える。
この試合に向けて、拳四朗は5月17日から26日まで米国ロサンゼルスで強化合宿を敢行。「以前からディフェンスの強化や、スタミナが切れた時の休み方などを学びたかった」と、WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(27=M.T)とコンビを組むルディ・エルナンデストレーナーの指導の下、ディフェンス力に磨きをかけた。
「以前は脇が開きやすかったが、閉じる意識を高めて被弾が減った」と、手応えを感じている。
挑戦者のサンドバルは、2022年7月にWBA世界フライ級挑戦者決定戦で敗れているが、それ以降は6連勝で、今回が世界初挑戦となる。拳四朗は「結構、前に出てくるタイプ。これからしっかりと動画を見て、スパーリングをしながら調整していきたい」と意気込んだ。
今後は、大阪での走り込み合宿も予定している。
スーパーフライ級に上げて世界3階級制覇を目標に掲げていたが、今回は防衛戦となった。「すぐに上の階級に上げるのは無理だなと思っていた。ここを勝って次に向けてアピールしていきたい」。
ここ数戦、激闘を勝ち切り、抜群の勝負強さを見せている拳四朗だが、「激闘は盛り上がるが、次戦は圧勝したい。新しい拳四朗を見てほしい」と言葉に力を込めた。
2017年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得してから、ここまで一度もノンタイトル戦を挟まずに8年2ヶ月、常に世界のトップを走り続けている拳四朗が18回目の世界戦の舞台に立つ。
これまでと変わらず強さに貪欲を示し、チャンピオンとしての強さを見せる!
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