[公開練習]2025.6.3
ビクトル・サンティリャン! 那須川天心攻略に自信!
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級6位のビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国)が3日、都内の帝拳ジムで報道陣に練習を公開した。
6月8日(日)、有明コロシアムで開催される「Prime Video Boxing 13」で、WBC(世界ボクシング評議会)同級1位の那須川天心(26=帝拳)と対戦するサンティリャンは、自信満々のコメントを連ね、勝利へ強い意欲を示した。
試合の模様は、プライムビデオでライブ配信される。
首には「難来る無いさ(なんくるないさ(沖縄の方言で何とかなる)」のタトゥー
サンティリャンは、22時間かけて来日。「エクセレント」と笑顔を見せて、コンディションの良さを感じさせた。那須川の印象については、「パワフルで良いボクサー」と評し、「体格差を活かして戦う。プロでは半分以上がサウスポーとの対戦で問題ない。モロニー戦(ジェーソン・モロニー)を見て、私なら彼を操ることができると思った」と攻略に自信たっぷりだった。
コンビを組むデセンタ・デラクルーストレーナーも、「サンティリャンは、どんな距離でも対応できる」と、勝利に太鼓判を押した。デラクルーストレーナーは、これまで元世界2階級制覇王者のハビエル・フォルトゥナをはじめ、数多くのチャンピオンを育成してきた実力派だ。
兄の影響で7歳でボクシングを始めたサンティリャンは、アマチュアで225戦200勝25敗を記録、2015年パンアメリカ大会で銅メダルを獲得し、2018年4月にプロデビューを果たした。
会見後は、シャドーボクシングを1ラウンド披露しただけで終了。重心を落とし、力強いパンチを打ち込む姿が印象的だった。
那須川を指導する粟生隆寛トレーナーは、「映像通りの動きで、身長は高いが、リーチはそんなに長くない」とコメント。さらに「サウスポーは苦にしていないということだが、天心はこれまでのサウスポーとは違うので、対峙したら『あれっ?』と戸惑うはず」と語った。
昨日、急遽、那須川のマスボクシングの相手を務めた粟生氏は、「3年前、自分の結婚式の余興で、天心とマスボクシングをしたが、その時と比べて距離が遠くてやりにくくなっていた。3年前と比べて良いボクサーになったな」と感想を語ると、「サンティリャン選手は捕まえるのは大変だと思うけど、何も心配はしていない」と、那須川の勝利に自信を見せた。
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