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OPBF東洋太平洋バンタム級チャンピオンの栗原慶太(32=一力)が23日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC) 事務局で、前日計量に臨んだ。初防衛戦となる明日の試合は、同級暫定王者のケネス・ラバー(23=比)との王座統一戦。いま最も注目が集まっている激戦階級で、スランプ脱出、そして、世界最前線返り咲きを目指す。
ラバーはフィリピン出身のスーパーレジェンド、マニー・パッキャオ氏の再来との呼び声が高いボクシング大国の超新星。大一番になりそうだ。
※ケーネス・ラバー選手の生年月日と日本語表記を修正しました。正しくは、2002年1月16日生まれ23才。表記はケネス。


53.4kgで計量をクリアした栗原は、「コンディションはバッチリだと思います」と、笑顔で取材に応じたが、昨年12月に大阪で行われたラバーの試合を配信映像で確認、「インパクトある勝ち方。その印象が強いです」と、警戒心を強めた。「10才下の選手と試合をするのは初めてなので、若いし幼さが残ってる」と、この日向き合ったラバーの印象を口にした。
日本人選手の活躍が大きく報じられているバンタム級の世界戦線に関しては、「周りを意識していられない。明日の試合に集中している。実は2月24日の試合も存在忘れてた」と、WBCの中谷潤人(27=M.T)チャンピオンの防衛戦や那須川天心(26=帝拳)の試合のことも気にしていなかったことを明かした。

明日の試合は、自身のキャリアを左右する大きな試合となる覚悟を口にした栗原は、「強い相手に勝てるかどうか、集中はできてる。一皮剥けるきっかけになる試合になるし、進化できると思っている」。
8ヶ月ぶりの試合となるが、一番強化したのはメンタル面。「試合中に起きやすい感情をスパーリングでも抑えられるように、試合中に自分に声かけする言葉を用意している」と、自信を取り戻した。過去のスタイルと今のスタイルを融合することで、「どんな相手でも試合中に対応できる。明日は、噛み合うと思うので、チャンスがあれば、初回から(倒しに)いこうと思う」と、気持ちを高めた。