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WBO(世界ボクシング機構)世界スーパーフライ級6位のプメレレ・カフ(30=南ア)が6日、羽田空港着便で来日、10月14日(月・祝)に東京・有明アリーナで、同級王者の田中恒成(29=畑中)に挑戦する。
南アフリカからドバイ経由で来日したカフは、「こんな長い旅は初めてで、フライトは良かったが疲れた」と、自身初の海外遠征を実感した様子で、「日本はいい国だと聞いていたので、楽しみにしてきた」と笑顔で答えた。
世界初挑戦に向けて、「モチベーションも上がっているし、十分な準備もできた。しっかりとトレーニングする時間もあったし、コンディションも整えてきた」と、8週間のトレーニングキャンプに自信を示した。
IBFライトフライ級王者のシビ・ノンシンガと8週間のキャンプ
カフの試合の2日前の12日には、同じ南アフリカ出身のIBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級王者のシビ・ノンシンガが名古屋で世界戦を迎える。ノンシンガとは、今回のキャンプ期間中に10ラウンドや12ラウンドのスパーリングなどを行なってきたことを明かし、「2人揃って世界チャンピオンとして帰国できたら、自分たちだけではなく、南アフリカにとっても、大きなことになる」と気持ちを込めた。
田中対策に関する質問には「タナカはすごくいいボクサーで、スピードがあるので、フットワークとスキルを上げてきた。タナカのことは、リスペクトしているし、いい選手だと思うが、全くミスをしないわけではないので、穴を見つけてついていく。12ラウンド戦い抜く準備をしてきた」とし、「左フック」が得意と自己紹介した。
現在の体重は54.0kgとのことで、この日カフと同行してきたプロモーターのラリー・ウェインスタイン氏は、54.9kgと表示された写真を見せながら、「2日前のものだよ」と伝えた。カフ自身も、体重管理に関して「計量は必ずクリアすることを約束するよ」とプロ意識の高さもアピールした。
野球帽を脱ぐと、パープルに染めた髪が印象的だった。試合時のトランクスとガウンも紫を基調としたセットとなっている。