試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
OPBF東洋太平洋ミニマム級6位の石井武志(24=大橋)が25日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル122」のセミファイナルに出場。同級5位のジョン・ケビン・ヒメネス(20=比)と空位の王座を争った。
ミニマム級で驚異のKO率を誇る石井のパフォーマンスに注目が集まった。
ミニマム級で驚異のKO率を誇る石井のパフォーマンスに注目が集まった。
リカルド・ロペス氏の前で初戴冠!
試合は初回、石井がジリジリと距離を詰めて、左のダブルのコンビネーションでリズムを作った。ヒメネスも右ボディストレートを打ち込むと、上下の打ち分けで前に出た。コンパクトなコンビネーションで試合を組み立てた石井に対して、ヒメネスも左フックのカウンターを返した。4回終了時の採点は、ジャッジ2者が38-38、1者は40-36で、石井を支持した。中盤以降も、ヒメネスのカウンターと石井のコンビネーションが光った。8回終了時点の採点は、ジャッジ1者が76-76のドローをつけたが、残りの2者は77-75,78-74と石井が支持を集めた。終盤、スタミナの消耗が見え始めた石井だったが、最後まで手数を緩めず、石井が勝利を手にした。
新チャンピオン石井武志(大橋)
10戦目で新王者に輝いた石井は、「もっと技術的なファイターだと思っていたが、スピードもあって、効かせた後も打ち合ってきて、気持ちの強い選手だった。9ラウンドを超えてからキツかったが、8ラウンドの採点を聞いて、『(残り)4ラウンド中、2つ取れば勝てる』と思って頑張ることができた。試合中、武居さん(武居由樹)が古川会長(※古川誠一=パワーオブドリーム)の指示を伝えてくれて、1人で戦っているのではないと思えて力になった」と笑顔を見せた。
今後の目標を聞かれた石井は、「世界チャンピオンになりたい。でも、今日の内容では勝てない。しっかり走って、フィジカルトレーニングをして、普段通りの練習を積み重ねて、もっともっと力をつけていきたい」と語った。
今後の目標を聞かれた石井は、「世界チャンピオンになりたい。でも、今日の内容では勝てない。しっかり走って、フィジカルトレーニングをして、普段通りの練習を積み重ねて、もっともっと力をつけていきたい」と語った。
再起を誓ったヒメネス
試合後ヒメネスは、「いい試合だったと思う。ドローかなと思ったが、ユナニマス(0-3)ではないと思った。でも、これがボクシング。判定結果に不服はないよ。相手はコンビネーションが良かった。もっと強くなって帰ってくるよ!」と、悔しさを隠しながら気丈に答えた。
高田勇仁(ライオンズ)
この試合を観戦した前日本同級王者の高田勇仁(26=ライオンズ)は、「両者とも打たれ強くてフィジカルが強い。石井選手の距離の詰め方が勉強になった」と感想を語った。
採点表