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米国・カリフォルニア州サンディエゴのペッカンガ・アリーナで18日(日本時間19日)、2つのWBO世界暫定王座決定戦が行われた。
WBO世界ライト級暫定王座決定戦では、世界3階級制覇王者のエマニエル・ナバレッテ(29=メキシコ)が、WBO同級1位のデニス・ベリンチク(36=ウクライナ)とベルトを競った。
WBO世界ウェルター級暫定王座決定戦が行われ、同級1位ジョバニ・サンティリャン(32=米)と、同級10位ブライアン・ノーマンJr.(23=米)が対戦した。
ベリンチクが判定で暫定王座初載冠
序盤からナバレッテは手数を多くして攻め込むも、ベリンチクもインファイトに応じて、回転力のある軽打で試合を優位に進めた。スイッチを頻繁に繰り返しながら、様子を見るベリンチクに、ナバレッテもいつもの変則的な動きで攻撃を仕掛けるが、両選手噛み合わず、試合はそのまま終盤までもつれ込んだ。手数と攻勢でナバレッテ、被弾の少なさとパンチのヒット率でベリンチクという、採点の難しいラウンドが多いまま試合は終了。判定は、ジャッジ1者が116-112でナバレッテを支持、2者は115-113、116-112でベリンチクが支持を集め、ナバレッテを退けて、暫定ながら世界初載冠となった。
ノーマンが2度ダウンを奪いTKOで暫定新王者
地元出身のサンティリャンは、大歓声を受けながらインファイトを仕掛けると、ノーマンはスピードを活かして、アウトボクシングを続けた。遠い距離からパンチを繰り出すノーマンだが、サンティリャンは3回に左目上をカットした。中盤に入ってもサンティリャンはノーマンの動きを止められず、被弾が増えていく。8回にはノーマンがチャージ、主導権を握ると10回、流血するサンティリャンをノーマンは右アッパーでダウンを奪った。再開後にも右左とアッパーを決めて倒し、レフェリーストップ。ノーマンが10回1分33秒TKO勝利で、暫定ながら初の世界王座を獲得した。
世界初戴冠。