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[前日計量]2024.5.10

京口紘人とパラスが6年ぶりに対面!

 元世界2階級制覇王者の京口紘人(30=ワタナベ)とIBF(国際ボクシング連盟)フライ級10位のビンス・パラス(25=比)が10日、韓国PARADISE CITY GRAND BALL ROOMで前日計量に臨んだ。

 両者は、明日(11日)、「Treasure Boxing 6」のメインイベント、フライ級10回戦で対戦する。京口とパラスは、2018年5月にIBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級タイトルマッチで拳を交えていて、そのときは京口が判定勝ちしている。

 試合の模様は、U-NEXTで午後3時からライブ配信される。
京口紘人(ワタナベ)50.7kg
 先に秤に乗った京口は、フライ級リミットを100g下回る50.7kgでパスした。フライ級転向3戦目を迎える京口だが、顔色が良く声に張りもあり、仕上がりの良さを感じさせた。「妻が(フライ級に合わせた)減量食を作ってくれるおかげで、スムーズに落ちた。決して(減量は)楽ではないが、ライトフライ級の時の方がきつかった」と万全のコンディションをアピールした。
TEAM日本が全勝を目指す!
 現在、WBA(世界ボクシング協会)2位、IBF4位、WBC(世界ボクシング評議会)10位につけている京口。この試合を勝てば、年内の世界挑戦に大きく近づく。

 5月6日(月・祝)に東京ドームで行われたWBA世界フライ級タイトルマッチ、王者のユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)対同級3位の桑原拓(29=大橋)戦は、配信で見たようで、「ユーリ選手が強かった。相性も良かったと思う」と感想を述べた。

 WBAは1位が空位のため、2位の京口が阿久井に挑戦する可能性が出てきたが、「(挑戦が)0ではないが、日本人選手の世界チャンピオンと戦う場合、指名挑戦者か王座統一で戦いたいと思っている。今はあまり考えていない」と話すにとどめた。
「1ポイントも取らせない」
 6年ぶりの再戦に臨む京口は、「前回は、大差判定勝ちだったが、ダウンしている。今回は、1ポイントも取らせずに完封する。KOチャンスが来たら狙う」と返り討ちに自信を示した。
ビンス・パラス(比)50.7kg
 拳を交えるパラスも、100gアンダーの50.7kgでパスした。写真撮影時には、おどけたポーズを取っていたパラスだが、フェイスオフではポケットに手を突っ込みながら京口を睨みつけた。計量後はすぐに会場を後にした。

気合十分のパラス

 Treasure Boxingプロモーションの伊藤雅雪代表は、「ビンスはこれまで以上に気合いが入っていた。花田選手(花田歩夢)と石澤開選手(M・T)に勝って順を追って、このステージを掴んだ。当初は、減量がきついのでスーパーフライ級でやりたかったようだが、『京口選手と戦えるなら、フライ級でも構わない』と言ってきた。明日はバチバチの面白い試合になると思う」と好ファイトに期待を寄せた。
PARADISE CITY
 5月9日(木)から韓国入りした、やすおかだいごは、知人に会うため仁川空港駅から高速バスで4時間かけて光州(クワンジュ)入りした。

 韓国は午後7時でも日が暮れず、夕方のようだった。気温は日本と変わらないが、夜は若干寒い。光州は比較的、栄えている街ということだが、ソウルのように日本人観光客はいない。決戦地のPARADISE CITY(仁川)は、家族連れやカップル観光客がちらほらいて、休日を楽しんでいる様子が伺えた。

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