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[前日計量]2024.5.3

名勝負間違いなし! ロドリゲスvs西田凌佑!

 IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級タイトルマッチの前日計量と記者会見が3日、大阪市内のホテル日航大阪で行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)と挑戦者で同級1位の西田凌佑(27=六島)が初対面した。

 ロドリゲスは、バンタム級リミットを100g下回る53.4kg、西田は、リミットの53.5kgでクリアした。

 バンタム級注目の一戦は、明日(4日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「LUSH BOMU vol.3 feat 3150 FIGHT」で行われ、ABEMAで全試合無料ライブ配信される。

ロドリゲス(プエルトリコ)53.4kg
 10秒間のフェイスオフを終えた後、ロドリゲス陣営が西田にトレーニングウェアをプレゼントした。ロドリゲスは「初めて日本で試合をするので、感謝の意味を込めて」と意図を説明した。

 眼光は鋭いが、記者の質問にも丁寧に答えるなどナイスガイな一面を見せて、チャンピオンの風格を感じさせた。
計量後はピザで栄養補給
 計量後は、ピザを食べて体力を回復させた。「計量後なので、炭水化物を摂りたかった。いつもパスタかピザを食べているが、今日はたまたまピザを食べたかっただけ」と語った。

最後のラウンドまでいかない

 この試合に向けて、メキシコ・ヒキピルコで高地トレーニングを積んできたロドリゲスは、「長くキャンプを張ってきて、西田を研究してきた。支配的な試合をして明白に勝つ。明日は、最終ラウンドまではいかない」と王座防衛に自信を示した。
西田凌佑(六島)53.5kg
 挑戦者の西田は、初の世界戦とは思えないほど実に落ち着いていた。計量後は、大学時代から毎回食べている妻・沙捺夫人特製の塩ちゃんこ味のおじやで、エネルギーを補給した。体が大きくなっており、減量は決して楽ではないが、「2ヶ月前から減量を始めて、筋力を落とさずにしっかりと落ちた。妻のサポートが大きい」と、子育てと並行しながらサポートした沙捺夫人に感謝した。
「チャンスがあれば倒しにいく」
 勝てば、六島ジムとしては、元WBA世界スーパーフライ級王者の名城信男氏以来、18年ぶり2人目の世界チャンピオン誕生だ。

六島ジム18年ぶりの世界王者へ

 西田は「強い選手だが、『世界チャンピオンになる』という強い気持ちを持って戦う。不利予想だが、勝利を信じてくれた人たちのために勝つ。今はロドリゲスに勝つことしか考えていない。チャンスがあれば倒しにいく」とチャンピオン攻略に力を込めた。

 会見後、取材に応じた武市晃輔チーフトレーナーは、「強いチャンピオンだが、勝負できると思う。1〜2ラウンドが終わったらわかる」と語った。横にいた西田もやるべきことは決まっているようで、武市氏の言葉を聞いて小さく頷いた。

 計量後、ルールミーティングとグローブチェックが行われた。両者ともウイニング製で、ロドリゲスは赤色、西田は黒色を選択した。
IBF世界バンタム級タイトルマッチ
■検診結果
IBFバンタム級タイトルマッチ
王者:エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)
血圧:99/72mm/Hg
脈拍:45/min
体温:36.1℃

挑戦者:西田凌佑(六島)
血圧:127/81mm/Hg
脈拍:63/min
体温:36.1℃

オフィシャル
レフェリー:ダンレックス・タプダサン(比)
ジャッジ:ジル・ゴー(比)
ジャッジ:サノング・アウムイム(タイ)
ジャッジ:カール・ザッビア(豪)
スーパーバイザー:安河内剛(日本)

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