大橋会長と井上真吾トレーナーの目

　世界の4本のベルトを賭けて、井上尚弥(29=大橋)と対戦するWBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)が8日、横浜の大橋ジムでサンド打ちなどを披露。大橋秀行会長と井上真吾トレーナーが、その印象を語った。

　12月13日(火)有明アリーナで、歴史が動く。

◇バトラー公開トレを視察した井上陣営の話◇

■大橋秀行会長の目

―バトラー選手の印象は?
大橋「大きく動かないが、すごく小刻みに動いて、タイミングが良く、パンチが強い。左が特に強いです」

―新たな発見はありましたか?
大橋「思った通りの選手です。試合ではあんなに打ってこないけれど、強く打ってくるパンチがあると思うので、そこは気をつけたいと思う」

―バトラー選手の体重を聞いて。体つきも含めて印象は?
大橋「55キロならば、試合日から逆算しても全然大丈夫なので。まあ順調にきているなと思いますね」
 

■井上真吾トレーナーの目

―バトラー選手の印象は?
真吾「フットワークは良く使っているのかなと。サンドバックでは、右のオーバーハンドやスイッチしたところから左のオーバーハンドを打ってきていたので、確かにうまいです。油断はできないですが、想定内です。うまいのはうまいと思います」

―新たな発見はありましたか?
真吾「基本に充実でガードもしっかりしているので、なかなか崩すのは難しいとは思います。けれど、バトラーがきてくれれば、流れがしっかり変わっていくと思う」

―バトラー選手の体つきを見た印象は?
真吾「しっかり練習はしてきているのかなと、体を見た範囲では思いますね」