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日本バンタム級挑戦者決定戦が20日、後楽園ホールで開催された「DANGAN252」のセミファイナルで行われ、同級1位の南出仁(27=セレス)と同級2位の与那覇勇気(31=真正)の両者が、来年のチャンピオンカーニバル出場を懸けて拳を交えた。
KO決着濃厚と予想された試合だが、意外な展開となった。
KO決着濃厚と予想された試合だが、意外な展開となった。
南出仁(セレス)が勝利
南出がスピードの差を見せて、与那覇の攻撃をシャットアウトした。初回からサウスポー南出はジャブを軸に、アウトボクシングを展開。前に出てくる与那覇を上手く捌いた。ペースを握ることができない与那覇は、右スィングを強振するが、南出は回転力を活かした連打で譲らず。最後まで集中力を切らさず、南出が勝利のゴールテープを切った。打撃戦が濃厚と言われていた一戦だが、南出がアウトボクシングで完勝した。
「新しい形を見せることができた」
試合後、取材に応じた南出は「これが『ニュー南出ですよ』」と、してやったりの表情。「打ち合いたいのを我慢して戦った。やっと形になってきた」。本来はアウトボクシングもできるが、試合では強気に打ち合いを選択していたという。
小林昭司会長は「今までの中では、一番良い出来だった。しかし、体が浮いていたのでそこを修正していかないといけない。パンチ力はあるから、強く打ち込む必要はない。チャンピオンは強いので、これからその対策をしていく」と、全力サポートしていく。
小林昭司会長は「今までの中では、一番良い出来だった。しかし、体が浮いていたのでそこを修正していかないといけない。パンチ力はあるから、強く打ち込む必要はない。チャンピオンは強いので、これからその対策をしていく」と、全力サポートしていく。
「岩佐先輩につなげた」
10月25日(火)には、同門で元IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(32)の再起戦が控えている。先輩に、最高の形で勝利のバトンをつなげた。南出は「あとは大将(岩佐)に任せました!」と笑顔を見せた。
アマチュア時代、全国大会準優勝を4度経験している南出だが、優勝したことはなかった。次戦、プロのリングで日本一の座を掴み取りにいく!
アマチュア時代、全国大会準優勝を4度経験している南出だが、優勝したことはなかった。次戦、プロのリングで日本一の座を掴み取りにいく!
「また這い上がる」
一方、持ち前の強打を決めることができなかった与那覇は「相手によってのプラン変更はなく、自分の動きをするだけ。そこを相手に研究されていた。思っていたより前に出て来なく、自分がうまく対応できなかった。5ラウンドに見せ場はあったが、まとめきれなかった。シンプルに相手が強く、自分が弱かっただけ」と完敗を認めた。
それでも「悔しいという気持ちがあるうちは、ボクシングを続ける。会長にも『このままでは終われないだろう』と言われた。ブランク明けから気持ちよく試合はできていた。能力頼りじゃダメだと痛感した」とこの敗戦を糧に這い上がっていく。
それでも「悔しいという気持ちがあるうちは、ボクシングを続ける。会長にも『このままでは終われないだろう』と言われた。ブランク明けから気持ちよく試合はできていた。能力頼りじゃダメだと痛感した」とこの敗戦を糧に這い上がっていく。
採点表