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[試合後会見]2022.10.9

大阪の陣。西田凌佑のV2戦!

 WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(26=六島)が9日、大阪市立住吉区民センターで開催された「MARUKUNI Corp presents You will be the Champion14」のメインイベントに出場。同級15位のアルジュム・ペレシオ(比国)を迎えて、2度目の防衛戦に臨んだ。

 10ヶ月ぶりのリングに上がった西田は、進化した姿を見せることができたのかーー。
西田凌佑(六島)が防衛に成功!
 「倒せなかったので、50点です」と辛口採点した西田だが、フィリピンの刺客に何もさせなかった。初回からサウスポー西田がジャブでコントロールすると、ワンツーで顔を弾きペースを掌握。右を上手く使いながら、上下のコンビネーションで着実にポイントを重ねた。力強いパンチを打ち込みたいペレシオだが、西田は絶妙なポジション取りでヒットを許さず。粘り強いペレシオを倒すことはできなかったが、テクニックで魅せた。
「倒したかったが攻め急がなかった」
 試合後、会見に臨んだ西田は「これまで戦った中で、一番パンチが強かった。一発もらったら危ないと思った。攻めすぎず、ほどよい距離で戦うことを心掛けた。倒したかったが、攻め急がなかった」と冷静に試合を振り返った。
3週間前まで不調だった
 完封した西田だが、試合前は原因不明の不調に悩まされたことを明かした。「やる気はあるのだが、体が動かなくて…」と、スパーリングでもアマチュアの高校生ボクサーに打ち込まれていたことを明かした。

 不安に思ったジムが9月下旬、馴染みの飲食店に連れていったところ、そこのマスターに「悪霊が取りついている」と言われ、「最初は信じなかったが、見てもらったところ体が軽くなった。試合の3週間前に調子が上向いてきた」と復調を見せた。
次戦は来春に予定
 現在、3団体で世界ランク入りしている西田は「決められた試合をしっかり勝って、レベルアップしていく」と抱負を語った。

 ジムによると、次戦は来年春を予定していて、海外での試合も視野に入れているという。「バンタム級の動向を見ながら進めていきたい」と青写真を描いた。

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