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[前日計量]2020.9.2

僕には勝てば先が見える重要な試合

 日本&OPBF東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ、3冠王者の吉野修一郎(28=三迫)対挑戦者の細川バレンタイン(39=角海老宝石)の前日計量とPCR検査が2日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。
 リミットちょうどの61.2sで秤を降りた吉野は「ライト級では細川選手と伊藤選手(伊藤雅雪)が知名度があるので戦いたかった。何をしても通用しないなと思わせたい、明日の試合は圧倒する」と必勝を誓った。
 当初は、OPBF王座とWBOアジア王座を賭けるプランもあったが、「日本王座もあった方が盛り上がる」(吉野)と3冠戦となった。試合は、明日の3日に後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われる。

日本王座6度目、OPBF王座とWBOアジア王座初防衛戦
 コロナ感染防止のガイドラインに従って、計量後はホテルで過ごし、試合まで行動が制限される。家に帰ることができない吉野は、妻とテレビ電話して9月6日に1歳の誕生日を迎える長男と話すなどリラックスするという。これから蕎麦やお粥、フルーツを食べて明日の決戦に備える。
自然の流れで倒せたら
 挑戦者と対面した吉野は「もっとゴツいかなと思ったが、意外と小さいなと思った」と印象を語ると、「12ラウンド戦うことを想定して自然の流れで倒したい」とここまで8連続KOしているがあえてノックアウト宣言はせず勝ちにこだわると語った。
ライト級が面白い!
 吉野と細川が3本のベルトをかけて激突するが、今週月曜日には元世界王者の伊藤雅雪(29=横浜光)とOPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(25=ワタナベ)がライト級に主戦場を移して対決することが発表されるなどライト級に注目が集まっている。コロナ禍で外国人選手を呼ぶのが難しい状況の中、ライト級では国内のトップ選手同士によるビッグファイトが次々と決定し、盛り上がりを見せている。
 明日の勝者が伊藤VS三代の勝者と対戦するのではないか、と思わせるライト級サバイバルマッチ。吉野にとっては世界への道筋が立つ大一番。明日の試合は見逃せない!

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