スティーブンソンVSビカ

　WBC世界ライトヘビー級タイトルマッチは4日(日本時間5日)、カナダのケベックで行われるが、試合前日の3日には王者アドニス・スティーブンソン(37=ハイチ/カナダ)と挑戦者で前WBC世界スーパーミドル級王者サキオ・ビカ(35=カメルーン/豪)が計量に臨んだ。

　「スーパーマン」の異名を持つサウスポーのスティーブンソンは、勝てばWBA、IBF、WBO王者セルゲイ・コバレフ(露/米)との統一戦が具体化するだけに、当然のことながら絶対に負けられない試合といえる。計量は174.4ポンド(約79.0キロ)で一発クリアした。これに対し2階級制覇を狙うビカは、1回目の計量でリミットを0.8ポンド(約360グラム)オーバーする175.8ポンド(約79.7キロ)を計測。1時間後に174.6ポンド(約79.2キロ)まで落として周囲をホッとさせた。5度目の防衛を狙うスティーブンソンは26戦25勝(21KO)1敗、「スコーピオン(サソリ)」の異名を持つビカは41戦32勝(21KO)6敗3分。オッズは10対1でスティーブンソン有利と出ている。前座のIBF世界ライトヘビー級2位確定試合に出場するアルツール・ベテルビエフ(露/カナダ)とガブリエル・カンピージョ(スペイン)は、それぞれ175ポンド(約79.3キロ)、174.6ポンドで計量をクリアした。