「スーパーマン」の異名を持つサウスポーのスティーブンソン(37)が、前WBC世界スーパーミドル級王者のビカ(35)を相手に5度目の防衛戦に臨む。同じようなタイミングでWBO王者になったセルゲイ・コバレフ(露米)がWBAとIBF王座を吸収したうえ、3月にひと足早くV5に成功しているだけに、スティーブンソンも豪快なKO防衛を狙いたいところだ。ビカは「スコーピオン(サソリ)」の異名を持つ粘着型のベテランで、経験値も高い。オッズは10対1でスティーブンソン有利と出ているが、ビカはそう簡単に倒せる相手ではない。秋にコバレフとの統一戦が期待されているスティーブンソンがどんな戦いをみせるか注目される。戦績はスティーブンソンが26戦25勝(21KO)1敗、ビカは41戦32勝(21KO)6敗3分。

2度の五輪出場実績を持つベテルビエフの強打が元王者を蹴散らしそうだ。