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米国・メリーランド州オクソンヒルのMGMナショナル・ハーバーで12日(日本時間13日)、元IBF同級王者エマニエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)が、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王座決定戦に登場。IBF同級3位のメルビン・ロペス(25=ニカラグア)と井上尚弥(30=大橋)が返上したIBF王座を目指して拳を交えた。
ロドリゲスが最終回に3度倒して世界返り咲き
序盤からロドリゲスが的確にパンチを当ててペースを奪った。しかし、3回あたりからサウスポーのロペスのパンチにより、ロドリゲスは右目の腫れが目立ち始めた。だが、その後もロドリゲスが、ワンツーでロープを背負わせるまで追い込み続けた。
右目が大きく腫れ上がったロドリゲスだが、最終12回に左ボディで倒すと、続けて左の打ち下ろしでダウンを追加。さらに連打で3度目のダウンを奪ったが、ロペスがなんとか立ち上がって試合終了。3-0(120-105×3)の判定勝利でロドリゲスが、井上に王座を明け渡して以来、IBF世界王座返り咲きに成功した。
右目が大きく腫れ上がったロドリゲスだが、最終12回に左ボディで倒すと、続けて左の打ち下ろしでダウンを追加。さらに連打で3度目のダウンを奪ったが、ロペスがなんとか立ち上がって試合終了。3-0(120-105×3)の判定勝利でロドリゲスが、井上に王座を明け渡して以来、IBF世界王座返り咲きに成功した。
西田がロドリゲスのベルトを狙う
試合後には、他団体の世界王者との対戦を希望したロドリゲス。しかし、その前に先日行われた挑戦者決定戦で勝利を収めた西田凌佑(27=六島)が挑戦を待ち受けている。ルールに厳格なIBFの世界王座なだけに、指名挑戦試合は必須と見られており、今後の流れに注目が集まりそうだ。
西田凌佑と武市晃輔トレーナー
この試合に先立って8月11日(金)にエディオンアリーナ大阪で行われたIBF世界バンタム級挑戦者決定戦を制して、挑戦権を獲得した西田凌佑(六島)は、ボクシングモバイルの電話取材に「まだ、最終12ラウンドしか見ていないが、最初にダウンを奪ったダブルのコンビネーションも速くて、TKO勝ちになってもいいくらいの内容だった。すべての面で強い。チャンピオンが決まったので、これからロドリゲスだけに集中して、武市(晃輔)トレーナーと対策していきたい」。開催場所や時期など、今後の動きに注視したい。