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米国・オクラホマ州ショーニーのファイアーレイク・アリーナで22日(日本時間23日)、IBF(国際ボクシング連盟)ライト級挑戦者決定戦が、トップランク社主催で開催された。前ライト級4冠統一王者ジョージ・カンボソス.Jr(30=オーストラリア)が、IBF同級9位のマキシ・ヒューズ(33=英)を相手に再起戦のリングに上がった。
カンボソスが判定で挑戦権を獲得
静かな立ち上がりを見せたカンボソスに対して、サウスポーのヒューズが左ストレートを積極的に伸ばし、3回には左をボディに決めた。調子の上がらないカンボソスに対して、中盤もヒューズは左を効かせてカンボソスを後手に回らさせた。その後、カンボソスもインファイトから反撃するが、ヒューズもカウンターを決める中で、試合は終了。判定は2-0(114-114、117-111、115-113)でカンボソスの勝利となったが、試合を中継したESPNは117-11とヒューズを支持しており、苦しい勝利でのIBFの挑戦権を獲得となった。
デイビスがダウンを奪い判定勝利
セミファイナルには、東京五輪ライト級銀メダリストのキーション・デイビス(24=米)が登場。保持するWBOインターコンチネンタル&WBC合衆国のライト級王座防衛戦でWBOライト級9位のフランシスコ・パテラ(20=ベルギー)を相手に行った。
序盤から手数で圧倒するデイビスは8回、パンチを捌いた後に右カウンターを決めてダウンを奪った。その後も技術とスピードで上回るデイビスが、最後まで優位に試合を進め終了。3-0(100-89×2、99-90)で、デイビスがWBOインターコンチネンタルとWBC合衆国ライト級王座の防衛に成功した。