海外情報 | 海外注目戦 | ランキング | TV・ネット欄 | 階級別特集 |
WBA(世界ボクシング協会)世界フライ級タイトルマッチが28日(日本時間29日)、英国・ロンドンのOVOアリーナで行われた。日本のファンも注目した軽量級の注目戦は、王者アルテム・ダラキアン(35=ウクライナ)と、挑戦者でWBA同級1位のデビッド・ヒメネス(30=コスタリカ)による熱戦となった。
ダラキアンが判定で防衛
足を使い不意を突いて飛び込むように、左フックを打ち込む王者ダラキアンに対して、初回、ヒメネスは上体を振って前に出た。ラウンドを重ねると、徐々にインファイトに持ち込んだヒメネスだが、ダラキアンはジャブを突いて、距離を開けた。攻め込んでは引くダラキアンにヒメネスはガードを固め、更にプレッシャーをかけて、連打を打ち込んだ。終盤に入っても同じ展開が続き、エネルギッシュなヒメネスがパンチを振って前に出ると、ダラキアンが距離を保ち続けて試合終了。3-0 (116-114,115-113,115-113)判定勝利で、ダラキアンが6度目の防衛を果たした。
最後まで自分のペースで、試合の流れをコントロールしたダラキアンの戦績は、22戦22勝(15KO)。最後まで果敢に攻め込むも、初黒星となったヒメネスは、13戦12勝(9KO)1敗とした。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)に注目!
日本タイトルを返上して、 2月4日(土)に開催されるダイナミックグローブのメインに登場するユーリ阿久井政悟(27=倉敷守安)は現在、WBA世界フライ級2位にランクインしている。世界に照準を合わせて動き始めた阿久井の世界前哨戦に注目が集まっている。