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1月25日、タイのバンコク市内にあるスペースプラスで、WBAインターナショナル・フライ級王座決定戦に臨む木村翔(34=花形)が24日、同市内で計量に臨み、対戦相手のウラン・トロハツ(29=中国)と、そろって上限いっぱいの50.8kgでパスした。
延期で開催国も変更されたタイトル戦
この試合は当初、12月20日にマカオ市内での開催予定だったが、同都市の中国返還の記念日と重なったため、スケジュールを再調整。翌月に第三国となるタイでの開催になった。
計量後のリカバリーに入った木村
現在は中国の旧正月(春節)期間のため、バンコク市内もその色は強い。多少なりとも木村に「敵地」を思わせるようにも感じたが、中国でも試合慣れをして、確固たる地位を築いていることもあって、気にしていない様子。リカバリー用の食事で、減量の疲れを癒しながら「タイの暑さにも慣れているのが大きい。相手のトロハツは噛み合うタイプなので、しっかり自分のスタイルを貫いて、KOの流れに持っていくのを理想とします」と語った。
「寒い中国と暑いタイでの調整に少し戸惑った」と語ったトロハツ
一方、中国のカザフ系民族であるトロハツは、過去に日本人と多く対戦。「日本人選手は、強い意志を持って戦いに臨む印象だ。これと向き合うのは、私の成長につながってきた」と振り返り、今回の勝算については「木村選手は底力があるから、どうなるか分からない。とにかくリングで確認しましょう」と、自信ものぞかせる口ぶりで語った。
計量会場の入り口