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元世界スーパーフライ級王者で現在はWBCフェザー級8位にランクされるクリスチャン・ミハレス(34=メキシコ)は4日(日本時間5日)、メキシコのキンタナロー州カンクンでWBC同級6位のアンドレ・グティエレス(22=メキシコ)とWBCシルバー・フェザー級王座決定戦に臨んだ。
セミではヒメネスが倒した
実績ではスーパーフライ級でWBA、WBC、IBFと3本のベルトを手にしたこともあるミハレスが上だが、現在の勢いでは35戦34勝(24KO)1分の22歳、グティエレスに分があるカードだった。ところが、そのグティエレスは前日の計量でフェザー級リミットを4ポンド(約2.3キロ)もオーバー。試合を前に戴冠資格を失った。そんなホープを相手にサウスポーのミハレスは初回から軽快な動きでポイントを重ねていった。しかし、グティエレスが11回と12回に反撃に出ると戦況は一変。ミハレスはKO負け寸前の大ピンチに陥った。顔を腫らし、ふらふらになりながらなんとか試合終了ゴングに逃げ込んだ。採点は114対113、116対112で二者がミハレスを支持、もうひとりは114対114だった。上位進出が濃厚となったミハレスは64戦54勝(26KO)8敗2分。自業自得とはいえグティレスは36戦目で初黒星となった。セミにはWBC世界バンタム級5位のエドガル・ヒメネス(メキシコ)が登場、ジョボリート・アリガルベス(比)に左フックを浴びせて初回KO勝ちを収めた。