[記者会見]2026.9.4
佐野遥渉が亀田ジムで再出発! 「次戦も圧倒して勝つ」
亀田プロモーションは4日、大阪市内で記者会見を開き、WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級1位の佐野遥渉(23)の次戦と所属先を発表した。
佐野は、9月23日(水・祝)、大阪・住吉区民センターで開催される「3150 FIGHT 11」のバンタム級8回戦で、OPBF東洋太平洋スーパーフライ級15位のクリスチャン・レガネ(比)と対戦する。この試合から亀田ジム所属選手としてリングに上がり、止まっていた時間を再び動かす。
この日のメインイベントでは、WBA(世界ボクシング協会)フェザー級7位の亀田京之介(27=MR)とWBC(世界ボクシング評議会)スーパーバンタム級7位のセバスチャン・ヘルナンデス(25=メキシコ)が激突する。
佐野は昨年10月、キルギスで世界ランカーのレイマート・タガカナオ(27=比)に判定勝ちして以来、約11ヶ月ぶりのリングとなる。今年5月には、キルギスでWBA世界スーパーフライ級暫定王者のデビッド・ヒメネス(34=コスタリカ)に挑戦する予定だったが、資金不足により「SAIKOULUSH vol.5.6」の開催を断念。さらに、LUSHジムが休会したため、試合ができない状態が続いていた。
亀田興毅ファウンダーは「佐野は、試合が決まってはなくなることを繰り返してきた。実力はあるのに、なかなか運を味方につけられていない」と、これまでの経緯を説明。「日本のルールでは、所属ジムがなければ試合ができない。それなら、亀田ジムに所属して試合ができるようにしたいと思った。所属することと、プロモートで出場することはまた違う。所属選手になった分、しっかりと責任を持ち、契約やサポート面も含めて支えていきたい」と、受け入れを決めた理由を明かした。
続けて「佐野が主戦場とするスーパーフライ級は、自分が現役時代、最後に世界挑戦して叶えられなかった階級。亀田ジムからタイトル戦線で活躍する選手に育ってくれたら」と期待を寄せた。
所属ジムが決まった佐野は「とりあえずホッとしている。試合ができることが本当にうれしい」と安堵の表情を浮かべた。対戦相手については「映像はあまり見られていないが、前に出てくる選手だと聞いている。一発に気をつけたい」と警戒心を示した。
試合から遠ざかっていた期間も、佐野は歩みを止めなかった。「いろいろな意味でメンタルが強くなった。世界戦が決まっていた時も230ラウンドを超えるスパーリングをこなし、準備不足ということはない。倒す力も強化してきた」と、積み上げてきたものに自信を示した。
今後については「単純に、まずは王座に返り咲きたい。日本で世界タイトルマッチに出るには、日本王座かアジアのタイトルを取っておく必要があるというルールをクリアしながら、世界につなげていきたい」と青写真を描いた。
さらに「次戦も圧倒して勝つ。年内にタイトルマッチができたら。さらに来年、再来年に世界挑戦できるように頑張りたい」と、明確な目標を掲げた。
亀田ファウンダーは「佐野選手は、スタイル的にもパンチをもらわないし、技術も高い。彼の試合をファンの皆さんに見てもらい、どういう選手なのかを知ってもらえたらうれしい。3150 FIGHTは、次の時代を作っていく選手たちの舞台。誰がその中から世界に行くのかを楽しみに見てもらいたい」と語った。
実力を証明する舞台を待ち続けた佐野が、新たな環境とともに再出発する。空白の11ヶ月を乗り越えた23歳は、大阪のリングから再び世界への階段を駆け上がる。
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