[公開練習]2026.7.10
岩田翔吉が描く世界戦の続編! 初防衛の先に見据える頂点
WBC(世界ボクシング評議会)ライトフライ級王者の岩田翔吉(30=帝拳)が10日、都内の帝拳ジムで公開練習に臨んだ。
岩田は、7月20日(月・祝)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.6」で同級1位のエリック・バディージョ(30=メキシコ)を迎えて初防衛戦に臨む。初防衛は真価が問われる大一番。王者としての存在感を示すべく、充実した動きで仕上がりの良さを印象付けた。
この日、岩田はWBC世界ミニマム級21位のグスタボ・ペレス(28=メキシコ)との2ラウンドのスパーリングを披露。軽快なフットワークと切れ味鋭いコンビネーションを見せ、万全のコンディションをアピールした。
練習前の会見に臨んだ岩田は「体調も良くて体重も落ちている。前戦からすぐにサウスポー対策に入った。前回の試合が前編だとしたら、今回は後編。ここをクリアしてこそ真の世界チャンピオン」と次戦の位置づけを示した。昨年3月、WBO王者時代の初防衛戦で敗れた経験があるだけに、初防衛への思いはひときわ強い。
挑戦者のバディージョは18戦全勝(8KO)のサウスポーで、今回が世界初挑戦。岩田は「自分より身長が高く、足を使ってくることも想定している。1ラウンドずつ取って勝ち切る。厳しい試合になることも頭に入れている。『岩田は技巧派が苦手なんじゃないか』という声を覆したい」と静かに闘志を燃やした。
ペレスとのスパーリングでは、前の手で上下に揺さぶりをかけながらスッと懐に入り、右ボディストレートを好打。ノーモーションの右、左ボディを決めると、頭の位置を意識しながら返しのパンチを外すなど完成度の高い動きを披露した。2回には連打で一気に攻勢をかけ、仕上がりの良さを印象付けた。
ペレスは19戦16勝(5KO)2敗1無効試合。黒星はWBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(27=米)とIBF世界ミニマム級王者のペドロ・タドゥラン(29=比)のみという実力者だが、力の差を見せた。
その後の田中繊大トレーナーとのミット打ちでは、鋭いワンツーから左フック、さらにポジションを変えながら強烈な左右アッパーを打ち込んだ。時折、田中トレーナーとアイコンタクトを交わし、リラックスした表情でメニューを消化する姿からも充実ぶりが伝わってきた。
岩田は、「多分、自分の世界戦が一発目なので良い流れを作りたい。別の階級の選手も含めて戦いたい相手がいる。勝ってから発信したい」と、初防衛の先に広がるビッグマッチも見据えた。
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