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[公開練習]2026.7.7

「真剣にはライフル」増田陸の言葉ににじむ勝負観!

「真剣にはライフル」増田陸の言葉ににじむ勝負観!

増田陸(帝拳)

 WBA(世界ボクシング協会)バンタム級1位の増田陸(28=帝拳)が7日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 増田は、7月20日(月・祝)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.6」のメインイベントで、元WBC世界フライ級王者で同級2位の比嘉大吾(30=志成)とのWBA世界バンタム級王座決定戦に臨む。世界初挑戦となる大一番を前に、冷静な言葉の中にも強い決意をにじませた。

 昨年12月、元世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(43=比/米)を8回TKOで破り、世界挑戦権を獲得。12戦目で世界の頂点に挑む増田は、大舞台を目前にしても落ち着いた表情を崩さなかった。

 WBAは、日本時間7月1日にジェシー・ロドリゲス(26=米)をスーパー王者に認定。増田と比嘉の一戦は予定通り正規王座決定戦として行われる。昨年12月の試合で鼻骨を骨折した堤聖也(30=角海老宝石)は、休養王者となっている。

多くのメディアが集まった
 増田は「比嘉選手と戦うことだけに集中していたが、綺麗な形で収まって嬉しい」とコメント。改めて比嘉の印象を聞かれると、「大胆なボクシングを見せつつ、距離の作り方、ジャブの使い方が上手い」と分析した。

 その上で、「相手のペースで戦わないこと。ドネア戦は真剣の斬り合いのような展開だったが、今回は真剣で向かってくる相手にライフルで迎え撃つ感じ」と独特の表現で勝負のイメージを明かした。

「いつか拳を交えたいと思っていた」

 比嘉が世界王者だった8年前、増田は大学生だった。「いつか拳を交えてみたいと思っていた」と、当時から抱いていた思いも口にした。
「ジャパニーズ・フラッシュを体現したい」
 公開練習では、元WBA・WBC世界スーパーフェザー級王者の故・フラッシュ・エロルデ(比)のTシャツを着用。1960年代を代表する名王者への敬意を示しながら、「ジャパニーズ・フラッシュを体現したい」と目標を掲げた。
「世界王者になって恩返しをする」
 これまで7度にわたり世界戦を経験している比嘉に対し、増田は世界初挑戦。それでも、「比嘉選手は世界戦を経験しているが、自分も積み重ねてきたものがある。これまで歩んできた道のりを振り返りながら、応援してくれた人たちに結果で恩返しをする」と力強く語った。

 世界王者になった後について質問が飛ぶと、「次の試合のことを事前に口にするのは、相手に対して失礼。リングで手が挙がってから次の景色が見えてくる」と、まずは目の前の一戦だけを見据えた。
公開練習は3ラウンド
 公開練習では、シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちを各1ラウンド披露。大和心トレーナーとのミット打ちでは、ワンツーのフォームを丁寧に確認しながらテンポ良く打ち込み、終盤には鋭いパンチを披露した。左ストレートはあえて少なめにとどめ、前の手をゆらゆらと動かしながら、距離を測る仕草も印象に残った。
野木丈司トレーナー(志成)
 長年、比嘉を指導する野木丈司トレーナーは、公開練習を視察し「決め手があり、体幹の強さを感じた。雰囲気を見たかったので非常に参考になった」と収穫を口にした。

 さらに、「相手の左ストレートは打たせたくないので、自ずとそういう戦いになる。相手にとっても、比嘉の入ってくるタイミングは未知のものだと思う。ただ、急所にもらったら倒れるので、ディフェンス面では、よりナーバスにして対応していきたい」と警戒。

「ドロドロの試合に持ち込めたら」

 続けて、「ドロドロの試合に持ち込めたら、こっちのペース。フルラウンドやって、やっと勝てることを考える。大吾に打たせたいパンチがある」と、世界戦へ向けた青写真を語った。

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