[公開練習]2025.12.12
5階級制覇王者ノニト・ドネア! 堤聖也戦へ揺るがぬ自信
元世界5階級制覇王者でWBA(世界ボクシング協会)バンタム級暫定王者ノニト・ドネア(43=フィリピン)が12日、都内のジムで公開練習に臨んだ。
12月17日(水)、両国国技館で開催される「U-NEXT BOXING.4」のメインイベントで、正規王者の堤聖也(29=角海老宝石)との団体内王座統一戦に臨むドネアが日本のリングに上がるのは、2022年6月の井上尚弥(32=大橋)戦以来、実に3年半ぶり。
日本決戦に向けて仕上がりの良さを強調し、通算キャリアの新たな1ページとなる一戦への覚悟を語った。
大勢のメディアが詰めかけた公開の場で、ドネアは圧倒的な存在感を示した。歴戦の王者ならではの風格がにじみ出ており、まさに「レジェンド」の名にふさわしいオーラを放っていた。
会見でドネアは、「メイントレーナーのレイチェルのおかげで最高に仕上がった。レべチ(レベルが違う)だ」と万全のコンディションを強調。続けて「今回は帝拳プロモーション、堤選手、日本のファンにもらったチャンス。日本の皆さんに見せたいものがあるんだ」と、日本での3度目の試合で初勝利を誓った。
マネージャー兼トレーナーの妻レイチェル・ドネアは、「前回(アンドレス・カンポス戦)は3週間前に決まった試合で準備期間が短かったが、今回はフィリピンのオメガジムで十分にトレーニングを積めた」と説明。
「今回もストーリーの一部」レイチェル・マネージャー
さらに「ドネアのキャリアはジェットコースターのように激しいもの。年齢で無理だと言われても復活してきた。WBSSの井上戦(2019年11月)も負けはしたが最高の試合だった。その後も再びベルトを獲り、井上選手と再戦した。今回もストーリーの一部になる」と語り自信をのぞかせた。
WBC(世界ボクシング評議会)同級王者の井上拓真(29=大橋)戦にも関心を示したが、「ますば目の前の試合に集中したい」と気を引き締めていた。
ドネアは、「どんなタフな試合であっても、どれほど強い相手でも勝つための強さを見せる。なにより経験が優っている。堤選手も勇敢だが、これまで世界で示してきた自分の勇敢さを今回も出したい」と語り、百戦錬磨の王者としての誇りを口にした。
公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちを披露。1ラウンド目はレイチェルトレーナー、続いてドックJトレーナーがミットを持ったが、途中でグローブとバンデージの感触が合わず、ドネアが自らグローブを外してミット打ちは早めに切り上げた。
同席した堤陣営の石原雄太トレーナーは、「軽めの動きなので何とも言えないが、左アッパーと左フックの軌道は見えにくい。ただ想定内」とコメント。続けて「ボクシングIQが高く、年齢に合わせた戦い方をしてくるはず。負傷判定の可能性も含め、先に仕掛けたい。相撃ちやパンチのもらい方には特に注意したい」と警戒を強めていた。
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