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[公開練習]2025.11.12

那須川天心が世界戦へ最終加速! 無駄のない動きでタイトル奪取へ

那須川天心が世界戦へ最終加速! 無駄のない動きでタイトル奪取へ

那須川天心(帝拳)が絶好調!

 WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が12日、都内のジムで緊張感に満ちた練習を公開した。世界初挑戦まで残りわずか。ジムには多数の報道陣が詰めかけ、その注目度の高さをあらためて示した。

 那須川は、11月24日(月・休)、TOYOTA ARENA TOKYOで開催される「Prime Video Boxing 14」で、同級2位の井上拓真(29=大橋)と空位のWBCバンタム級王座を争う。バンタム級の新時代を告げる一戦として、世界中から視線が注がれている。

 格闘技の神童として国民的知名度を築き、2023年4月にプロボクシングへ転向してから、わずか2年7ヶ月で世界の扉へ辿り着くスピード出世。一戦ごとに確実に進化し、ついに世界ランキング1位へと登り詰めた。

「動きや思考がシンプルになった」
 会見で那須川は、「ここに来て新たな発見があった。試合まで1日も成長が止まらないと思う。無駄がなくなり、動きや思考がシンプルになって、自分の体が誰かに動かされているような感覚。しっかりハマれば面白いことが起きる。自分もお客さんも求めている純度の高い格闘技の試合ができる」と心身の充実ぶりを語った。
陣営も世界タイトル奪取に太鼓判
 ボクシング転向以来、二人三脚で指導してきた粟生隆寛トレーナーも成長を実感している。「リズムの取り方や重心の置き方が、ここに来てハマってきた」と太鼓判を押すと、挑戦者・井上拓真については「ボクシングのレベルが全体的に高い。天心が経験していないことも知っているので、ごまかされないようにしないといけない」と警戒。その上で「拓真選手が知らないボクシングでびっくりさせたい。これまでやってきたことを信じて力を出してほしい」と期待を込めた。

 帝拳ジムの浜田剛史代表も「いろいろなタイプとスパーリングを重ねてきた。キャリアでは拓真選手が上だが、天心は今が一番調子が良く、燃えている」と仕上がりの良さを強調した。
無駄のない動きで圧力をかけた
 会見後には、WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級14位のセレックス・カストロ(25=メキシコ/20戦全勝15KO)との2ラウンドのスパーリングを披露。

 サウスポー那須川は、細かな出入りで圧力をかけながらジャブからワンツーをヒット。カストロの返しの右には素早く反応し、手を出させない巧さを見せた。2回には無駄のない動きからノーモーションの左ボディストレートを好打。手数は決して多くないが、圧で後退させる場面もあり、世界戦を前に戦術的な成熟が感じられた。

 ミット打ちでは、一瞬で距離を詰める踏み込みから鋭い左ストレートを叩きつけた。この日の那須川は、ボクシングというよりも、武術的な間合いとリラックスした構えが融合した独特のスタイルを見せた。
大橋ジム陣営は収穫あり
 この日は大橋ジム陣営も視察に訪れ、北野良トレーナー、鈴木康弘トレーナー、さらに元日本・WBO-APスーパーライト級王者の井上浩樹(33)の3名が見守った。北野氏は「スタイルが少し変わって、新しいことにチャレンジしている印象。デビュー当初の天心選手に近づけている感じだった」とコメント。

 井上浩樹も「スパーでは何を狙っているかわからなかったが、ミットを見て狙いが見えた。ここでは言いません」と意味深に語り、陣営として収穫があった様子を漂わせた。
「ボクシングを倒しにいく」
 発表会見で那須川は「(井上拓真選手は)ボクシングそのもの。全てを警戒して、ボクシングを倒しにいく」と語ってきた。その真意を問われると、「ボクシングと言えば井上兄弟。その概念を壊していきたいし、戦いたい」。「ボクシングを盛り上げたい。絶対に負けてはいけない」と力強い言葉で世界戦への覚悟を示した。

 ボクシング転向から2年あまり。積み上げてきた技術、磨かれた体、そして格闘家としての本能がいま、ひとつに結びついている。

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