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帝拳ジムで9日、那須川天心(27=帝拳)と井上拓真(29=大橋)によるWBC世界バンタム級王座決定戦をメインイベントとする「Prime Video Boxing 14」のサポーティングカードの発表会見が行われた。試合は11月24日(月・休)にトヨタアリーナ東京で開催される。
会見の冒頭、浜田剛史代表より「通常ならば全てがメインイベント」と、豪華な顔ぶれが出揃うビッグマッチが3試合組まれたことを正式に発表した。

まずは、IBF(国際ボクシング連盟)フェザー級挑戦者決定戦。同級7位の中野幹士(30=帝拳)と同5位のライース・アリーム(35=米国)が対戦する。
会見で中野は、「世界タイトルまでの道筋が見えてきて、気持ちが高ぶっています。今回の試合では、世界タイトルに挑戦してもいいと思ってもらえる内容を見せたいです」と、笑顔を見せた。
対戦するアリームについて、「ポイントの取り方が上手い選手。“中野なら世界を獲れる”と思ってもらえるような試合をしたいです」と、知名度も高い実力者を相手との対戦に向けた抱負を述べた。
井上尚弥(32=大橋)のスパーリングパートナーを務めたことで、「世界のレベルを肌で感じ、自分に足りないものが明確になりました。今はそれを意識しながら練習できています」とレベルアップした自信を口にした。

WBO-APバンタム級王者で、スーパーフライ級で世界王座奪取を目指す坪井智也(29=帝拳)は、スーパーフライ級10回戦で、元WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(37=メキシコ)と対戦する。
「スーパーフライ級が適正階級」と話した坪井は、「どれだけ自分の力を見せられるか、ワクワクしている」と、元世界王者との対戦を心待ちにした。
クアドラスについては「手数も多く、スピードもある身のこなしの上手い選手」と高く評価。一方で「スーパーフライ級全団体を統一したい」と抱負を述べ、前回の試合で12ラウンド戦ったことを引き合いに「体力は問題ない」と、不安を一つ解消したことを明かした。その上で、スピードの上げ下げができたことにも自信を示した。
自身の課題として「決定打」を挙げ、倒しきることの重要性を口にしながらも、「徹底的に支配できたらいい」と、ゲームコントロールに最重点を置いた。

WBCバンタム級4位で世界挑戦に向けたカウントダウンが始まっている増田陸(28=帝拳)は、同14位でWBCラテン王者のホセ・カルデロン(22=メキシコ)とバンタム級10回戦を行う。
世界ランカーとの試合が決まった増田陸(帝拳)は、「この試合が前哨戦になるように、納得できる内容で勝って、世界挑戦につなげたい」と意気込んだ。「相手はメキシコの長身選手で、WBC世界チャンピオンに勝っている実力者。その力は認めた上で、自分のボクシングを貫く」と語り、引き続きボディバランスを重視したスタイルで臨む姿勢を見せた。
「目の前の試合を一つずつやっていく。自分にしかできないボクシングで、前回を超える衝撃を皆様にお見せできれば」と力を込めた。
井上尚弥とのスパーリングについては「気持ちの面で大きな自信になった。頼まれること自体が光栄で、務められたことが自信になった」と振り返った。
