[前日計量]2025.9.8
WBCアジア王者の龍王とメキシコ逆輸入ボクサー木谷陸が一触即発!
WBCアジア・スーパーフェザー級王者の龍王(27=角海老宝石※中井龍からリングネーム変更)と活動拠点をメキシコから日本に移した木谷陸(24=KG大和)が8日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。
計量後の写真撮影の際、龍王が睨みつけると、木谷もこれに応じて一切目を離さず、会場は一触即発のムードに包まれた。
試合は、明日(9日)、後楽園ホールで開催される「フェニックスバトル142」のセミファイナル、スーパーフェザー級8回戦で行われ、動画配信サービスFODでライブ配信される。
計量後、取材に応じた木谷は、「(睨まれたが)そういう人なんだろうなと思っていたので、気にならない」と淡々と語った。
高校卒業後に単身でメキシコへ渡り、現地でプロボクサーとして活動。4年間のキャリアの中で、11戦8勝(3KO)3敗の成績を積み上げ、今年3月に日本に戻り、KG大和ジムに入門した。
メキシコで11戦8勝(3KO)3敗
木谷は、IBF世界スーパーフェザー級8位の力石政法(31=大橋)や日本フェザー級王者の阿部麗也(32=KG大和)、日本スーパーフェザー級3位の木村蓮太朗(28=駿河男児)といった実力者とのスパーリングで腕を磨いてきた。
木谷は「日本とメキシコのスタイルを融合させたボクシングで倒して、良いアピールをしたい」と意気込んだ。
一方、龍王は自身のリングネームの由来を「将棋で飛車が敵陣に入っていくと竜になる。プロ7年目で、いつでもベルトを獲れる自信がある。相手がどこに逃げても捉えることができる」と説明した。
相手の根性次第で流れが決まる
龍王は「メキシコでやっていたかもしれないが、周りが仕立て上げた部分もあるのではないか。そんなに(簡単に)通用するものではない。明日は相手の根性次第だが、エキサイティングな試合になるかもしれないし、あっさりと決着がつくかもしれない」と静かに闘志を燃やした。
昨年6月に敵地中国でWBCアジアタイトルを獲得し、今年6月に中国で初防衛を果たした龍王が7連勝を狙う。
日本スーパーフライ級13位の中垣龍太朗(25=大橋)と森大悟(27=ミツキ)がスーパーフライ級8回戦で激突する。中垣は100gアンダーの52.0s、森はリミットの52.1sでパスした。
アマチュア8冠を経て2020年にデビューした中垣は、キャリア初期こそ思うような成績を残せなかったが、ここ2戦は勝ち星を重ねており、日本ランキング入りを果たした。
「勝って武居由樹さんにつなげる」中垣龍太朗
取材に応じた中垣は「自分のやるべきことに集中したら、自然とKOにつながる。勝って気持ちよく名古屋に行きたい」と、同じチームでWBO(世界ボクシング機構)バンタム級王者の武居由樹(29=大橋)に勝利のバトンをつなげると語った。
「叩き上げの意地を見せる」森大悟
一方、A級初戦でランカーに挑む森は、「相手は格上だが、叩き上げの意地を見せて、思い切りいく」と、下剋上に闘志を燃やした。
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