[合宿便り]2025.8.22
堤聖也(角海老宝石)が武居由樹と対戦するC・メディナとスパー!
WBA(世界ボクシング協会)バンタム級休養王者の堤聖也(29歳=角海老宝石)が、8月6日から約1ヶ月間にわたり、メキシコ・グアダラハラでスパーリング合宿を行っている。
試合間隔が空いた背景には、WBAから目の怪我による休養指示があった。しかし、現在は完治し復帰への準備が着々と進んでいる。
現地では、WBO(世界ボクシング機構)同級1位のクリスチャン・メディナ・ヒメネス(25=メキシコ)とのスパーリングで復調への道を歩んでいる。
堤は「日本では石原雄太トレーナーを中心に、フィジカルコーチやケアスタッフも充実した環境で練習できているが、一方で環境を変えることで新たな刺激を得たかった」と話した。
堤はメキシコ合宿について、「あえて逆境に身を置くことで、自分の成長を促したい」と説明。また、メキシコを選んだ理由として、「スパーリング相手に困らないと感じたこと」と、「米国人のバルガス(正規王者のアントニオ・バルガス)もメキシコ系なので」とコメントした。
9月14日(日)に名古屋IGアリーナでWBO王者の武居由樹(29=大橋)に挑戦するメディナとのスパーリングに臨み、「強い選手だが、自分の心の弱さを克服し、自信をつけることが大きな目的」と語った。
言語の壁や生活の違いに苦労している様子も明らかだった。スペイン語が全く理解できず、買い物ひとつとっても苦労しているようだ。ジムではゴング(タイマー)もなく、掛け声だけでラウンドがスタートし、時には終わりが見えないままサンドバッグを打ち続けることもある。さらに、標高の高いグアダラハラの空気の薄さにも悩まされ、少し動いただけで疲労困憊する日々を送っている。
「ジムワークは午前8時から開始するが、多くはイレギュラーなスケジュール。メディナが10時に来たりや約束時間に遅れたり。ジムに到着して10分後にスパーリングが始まったりと、予定が大幅に変動したりすることも多いが、こうした経験も貴重」と前向きに捉えている。
堤は「メキシコでの経験を通じて、試合に向けたスイッチを入れるのではなく、準備期間中に自然と気持ちを整えることを重視している」と語った。
帰国後は、武居の防衛戦を観戦し、さらなるステップアップに向けて気持ちを高める予定だ。
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