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8月16日、台湾・新北市の輔仁大学中美堂で「CFC国際ボクシング大会」が開催され、日本からはメインイベンターの原口秀司(27=M.T)と、田中珠璃(19=本田フィットネス)の2選手が出場した。この大会は、日本と台湾のボクシングコミッションが連携して運営された。

左:洪茂氏 右:片山昌三氏
興行に先立ち、現地ではJBC(日本ボクシングコミッション)による審判セミナーが数日間にわたり実施された。これは今年上半期に3ヶ月間、JBCで研修を志願した台湾プロボクシング協会の洪茂氏の発案によるもの。「昨今の日本の事故のように、大きく報じられてはいないが、台湾のボクシング界も、過去に複数のリスクに直面してきた。セミナーを含めたコミッションの連携は、プロボクシングの文化を台湾で守るために不可欠だ」と洪氏は語り、台湾の将来を見据えた真剣な思い入れを示した。
日本以外では韓国からも3選手が招かれ、3か国の選手が顔をそろえた今大会は、発展途上にある台湾プロボクシングにとって、地盤を固める重要な一歩となった。全試合後には、JBCの片山昌三氏も「今後の台湾ボクシングが楽しみになる大会だった」と、手応えを感じるコメントを残した。
日本以外では韓国からも3選手が招かれ、3か国の選手が顔をそろえた今大会は、発展途上にある台湾プロボクシングにとって、地盤を固める重要な一歩となった。全試合後には、JBCの片山昌三氏も「今後の台湾ボクシングが楽しみになる大会だった」と、手応えを感じるコメントを残した。

デビュー戦の田中珠璃(本田F)が再出発を誓った
第8試合で謝鎧宇(台湾)と対戦した田中は、デビュー戦の緊張から動きが硬く、2回に強烈な右ストレートでキャンバスに沈んだ。敵地で初勝利をものにできなかったが、試合後は「ボクシングの難しさを学ぶ貴重な機会だった。すべてを見直す気持ちで出直したい」と前向きな言葉を残した。

善戦した原口だが判定負け
メインイベントでは原口が原住民パイワン族出身の洪嘉慶(28=台湾)と対戦。原口にはこの試合に向けたトレーニング中、同門の神足茂利さんがリング禍に遭う出来事もあった。「スパーリングパートナーでもあったので、精神的に動揺しなかったわけではないが、ジムが練習環境を責任を持って整えてくれたので、最終的に影響はなかった」と振り返った。

再起を明言
試合では洪のパワーに押され、0-3の判定負け。「外国で戦うには、後手後手ではダメだと痛感した」と反省を口にしたが、その言葉には今後への改善意欲もにじんでいた。