世界2団体統一チャンピオン中谷潤人が一日区長に

　神奈川県相模原市の橋本駅前で1日、相模原市夏の4大祭のひとつ、「第73回橋本七夕まつり」が開催され、WBC・IBF世界バンタム級世界統一王者の中谷潤人(27=M.T)が緑区の一日区長として参加した。

　初日となる今日、開会式に先駆けてパレードが行われ、白いフェラーリに乗った世界チャンピオンが現れると、沿道は歓声に包まれた。中谷は笑顔で手を振り、見物客の歓声に応え、パレードを盛り上げた。

　続いて行われた開会式では、中谷が緑区長として壇上に上がり、大きな拍手で迎えられた。中谷は6月8日にWBCとIBFのバンタム級王者になったことを改めて報告し、「これからも感動と勇気を与えられるように頑張っていきたい」と今後の抱負を述べると、来賓から期待をこめた拍手がおくられた。

　開会式終了後、囲み取材に応じた中谷は「この時期は、アメリカに合宿に行くことが多いので橋本七夕まつりは3年ぶり。緑区の方々と交流ができ、思いを伝えられて励みになった」と笑顔を見せた。

　記者から七夕の短冊に願いを書くとしたら、と聞かれると、「願いとかではなく、自分で築いていきたいと思っているので、願いではなく目標」とした上で「目標は、スーパーバンタムでチャンピオンになること」と強い意志を感じさせる表情で答え、「今度はビッグマッチを終えて、もっと長い距離でパレードをしたい」と瞳を輝かせた。