[記者会見]2025.6.25
夏のフェニックスバトルは注目カード連発!
「Lemino BOXING フェニックスバトル」の発表会見が25日、東京ドーム内のblue-ing!(ブルーイング)で行われ、タイトルマッチに出場する選手が意気込みを語った。
7月31日(木)に後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル140」のセミファイナルでは、OPBF東洋太平洋スーパーウェルター級王座決定戦・同級10位のワチュク・ナァツ(27=八王子中屋)対同級11位の左右田泰臣(そうだ・やすおみ/37=EBISU)の一戦がセットされた。
強打を誇るナァツと、キックボクシングの元チャンピオンで11戦目でタイトル初挑戦の左右田が、空位のベルトを争う。
3度目のタイトル挑戦のナァツは「左右田選手は、特に怖さはないが、キャリアがあるので、しっかりと対応したい。7月31日はベルトを持って帰る」と自信を示した。
同門で6月19日(木)に世界初挑戦した佐々木尽(23=八王子中屋)の試合を会場で観戦、「自分は尽選手とスパーリングをして、やられているので、世界の厚さを感じた」と中量級の世界の壁の高さを実感したようだ。
ナァツは「倒すかもしれないし、倒されるかもしれない。当日は面白い試合になる」と激戦を約束した。
拳を交える左右田は「キック時代のことは捨てて、一からボクシングに取り組んできた。昨年KO勝ちするようになって、ボクシングが雑になってしまったので修正している段階に、このチャンスが来た」と、タイトルマッチに胸を躍らせると、「リングでは生きざまが出る。誰よりも自分に期待して戦う」と落ち着いた表情で、意気込みを語った。
日本ウェルター級13位の野上昂生(24=大橋)は、8月21日(木)のメインイベントで、王者のセムジュ・デビッド(32=中日)に挑戦する。アマチュア67戦49勝18敗の成績を残し2023年7月にプロデビューを果たした野上は、5戦目でタイトルマッチの舞台に上がる。
会見に同席した大橋秀行会長は、「同門の平岡アンディや田中空とのスパーリングを見て、彼ならやってくれるだろうと思った」と、挑戦に至った経緯を説明した。
移籍2戦目でタイトル初挑戦
野上は「前回の試合が良いパフォーマンじゃなかったので、タイトルマッチの話を聞いて少し驚いた。セムジュ選手はオリンピックに出ているだけあって、テクニックがあり手数が多い。相手のペースに合わせず、自分のボクシングを貫く。移籍2戦目で掴んだチャンスをものにする」と気持ちを高めた。
チャンピオンのセムジュは、東京五輪ウガンダ代表でウガンダでプロデビューした後、昨年3月から各同拠点を日本に移し、同年8月に日本王座を獲得。今回が3度目の防衛戦だ。
日本スーパーバンタム級王者の石井渡士也(24=RE:BOOT)は、8月21日(木)に後楽園ホールで開催される「Lemino BOXING フェニックスバトル141」のセミファイナルで、同級1位の津川龍也(24=ミツキ)を迎えて初防衛戦に臨む。
石井は「津川選手とは、いつか対戦すると思っていた。右ストレートが強くKO率が高いので、10ラウンドを戦いつつ、タイミングがあれば倒したい。スーパーバンタム級は熱い階級だから、印象に残る試合を見せたい」と意気込んだ。
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