[前日計量]2025.5.10
井岡一翔とFマルティネスが計量をクリア!
WBA(世界ボクシング協会)世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者のフェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)対同級6位の井岡一翔(36=志成)の前日計量が10日、都内の品川プリンスホテルメインタワーで行われた。両者とも51.9sでクリアした。
因縁のダイレクトリマッチは、明日(11日)、大田区総合体育館で開催される「LifeTime Boxing Fights27」のメインイベントで行われ、ABEMAで無料ライブ配信される。
王座返り咲きを目指す井岡は、「大晦日から(マルティネスがインフルエンザに感染したため)ずっとやってきて、ここまできた。無事に計量を終えたこと、明日リングに上がれることに感謝している。あの日(大晦日)は、とても残念で複雑な気持ちだったが、歩みを止めるつもりはなかった。その気持ちを汲んでくれた陣営がマルティネス陣営と交渉してくれた」と、関係者に感謝の気持ちを伝えた。
マルティネスは「チームや妻、マイダナプロモーションに感謝している。大晦日は本当に試合をしたかった。私のことを信用してくれて、チャンスをくれたことを大変うれしく思う。明日は皆が満足する試合をしたい」と意気込みを語った。今回もアルゼンチンサポーターがボカ・ジュニアーズ(アルゼンチンの人気サッカーチーム)の応援歌で盛り上がり、士気を高めていた。
続けて、「明日は1ラウンドから血が沸くようなパンチの応酬になる。理想は後半KO。2人のグレートな戦士が戦うので、その瞬間をお見逃しなく!」と返り討ちに自信を示した。
改めて、試合の意気込みを聞かれた井岡は、「KOでも判定でも勝利を掴み取ることが一番。明日は感謝を込めてリングに上がり、ベルトを奪い返す」と言葉に力を込めた。会見中も真っすぐな目で前を向き、口元をギュッと結び、大一番に向けて集中力を高めていた。
井岡が勝てば、36歳1ヶ月での王座獲得となり、元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏の35歳9ヶ月を上回る世界タイトル獲得の国内最年長記録を更新する。
■検診結果
WBA世界Sフライ級タイトルマッチ
王者:フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)
血圧:110/80mm/Hg
脈拍:101/min
体温:36.1℃
挑戦者:井岡一翔(志成)
血圧:105/79mm/Hg
脈拍:118/min
体温:35.9℃
オフィシャル
レフェリー:ルイス・パボン(プエルトリコ)
ジャッジ:ロバート・ホイル(米)
ジャッジ:ラウル・カイズ(米)
ジャッジ:ベンス・コバックス(ハンガリー)
スーパーバイザー:ホセ・ゴメス(パナマ)
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