[収録]2025.4.14
中谷潤人が語る2025年の未来像

WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者の中谷潤人(27=M.T)が14日、都内のスタジオで「WOWOW エキサイトマッチSP」のゲスト解説を務めた。
収録後、囲み取材に応じた中谷は、実現に期待が高まるIBF(国際ボクシング連盟)同級王者の西田凌佑(28=六島)との王座統一戦や、2024年度年間表彰式で対戦を約束した世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(32=大橋)との一戦について語った。
エキサイトマッチSP
「中谷潤人vsクエジャル」「那須川天心vsジェーソン・モロニー」
放送・配信日:2025年4月28日(月)21:00〜
WOWOWライブ・WOWOWオンデマンド
今年2月のクエジャル戦後、西田がリングに上がり、お互いにベルトを懸けて戦うことを誓った。中谷は西田について、「同じサウスポーで作戦実行能力が高く、バランスが崩れないボクサー。駆け引きが面白い試合になる」と印象を語った。
年間表彰式の壇上で井上から「中谷君、来年の今頃、東京ドームでボクシングを盛り上げましょう」と呼びかけられ、「是非やりましょう」と応じた。
現時点での井上戦の公算について聞かれると、「(井上選手とは)階級が違うので、体作りもしないといけない。そういった意味での勝算は見えていないが、階級を上げて体を作っていけば、プラス面が多い。スピードもパワーも上がる」と、自身の成長に期待を寄せた。
しかしながら、中谷は井上戦を最終目標ではなく、あくまで一つのステップに過ぎないと明言した。「最終ゴールはパウンド・フォー・パウンド1位。体がどれだけ大きくなっていくかだが、成長しながら良いパフォーマンスができる階級でやりたい」と語り、最終的にはスーパーフェザー級までの、世界6階級制覇を見据えている。
また、「海外で試合をさせてもらったことがあるが、また米国でやりたい気持ちがある」と、2023年5月に米国ラスベガスで行ったアンドリュー・モロニー(34=豪)戦以来の米国進出への意欲を示した。
年間4試合を希望!
この日、クエジャル戦を見た中谷は、「ガードの位置やバランスを、より繊細に改善しないといけない」と、圧勝にもかかわらず反省点を挙げた。今後の中谷の動向から目が離せない。
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