アヤラvs矢吹正道! 当日計量をクリア!

　IBF(国際ボクシング連盟)フライ級タイトルマッチの当日計量が29日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で行われ、王者のアンヘル・アヤラ・ラジザバル(24=メキシコ)と挑戦者でIBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)が計量に臨んだ。

　IBFでは、独自のルールが設けられており、前日計量から当日の朝まで10ポンド(約4.5kg)までしか増量を認めていない。

　フライ級注目の一戦は、愛知県国際展示場ホールAで開催される「3150×LUSHBOMU vol.4」のメインイベントで行われ、ABEMAで無料ライブ配信される。

   計量後、アヤラ陣営からメキシコ製の帽子をプレゼントされた矢吹は「格好いいデザインですね。メルカリで売ろうかな」と冗談を飛ばし、周囲の笑いを誘った。

   昨晩は、雑炊にヒレ肉と赤身の肉を食べてリカバリーに努めると、たっぷりと睡眠して体力を回復させた。矢吹は「リングに上がって用意して来たパターンがどれだけ通用するか。あとはやるだけ」と意気込みを語った。

   洋服を着たまま、秤に乗ったアヤラは、54.0kgでクリアした。落ち着いた表情を見せており、決戦に向けて気持ちを高めていた。