[前日計量]2025.3.28
矢吹正道とA・アヤラが計量をパス!

IBF(国際ボクシング連盟)フライ級タイトルマッチの前日計量と記者会見が28日、名古屋市内のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋で行われ、王者のアンヘル・アヤラ・ラジザバル(24=メキシコ)と挑戦者でIBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32=LUSH緑)が計量に臨んだ。アヤラは600gアンダーの50.2kg、矢吹はリミットの50.8kgでパスした。
世界チャンピオン同士が激突する一戦は、明日(29日)、愛知県国際展示場ホールAで開催される「3150×LUSHBOMU vol.4」のメインイベントで行われ、ABEMAで無料ライブ配信される。
メインイベント開始予定は19:30。
毎試合、万全に仕上げてくる矢吹だが、フライ級に上げて、さらに仕上がりの良さを感じさせた。これまでは最後は絶食状態でリミットまで搾っていたが、昨日はウイダーinゼリーを口にできたという。
記者会見でマイクを握った矢吹は、「フライ級でも(減量は)キツいことには変わりはない。もう、ライトフライ級ではやらない。ここを勝ってフライ級の体を作っていく。ライトフライ級の時より元気だが、しっかりと動けるかどうかは明日になってみないとわからない」と語った。
この日、初めてアヤラと対戦した矢吹は「すべて想定内。良い人だと感じたが、リングの上では別物」と印象を語ると、「強いアヤラ選手に勝つ。2階級制覇は後からついてくるもの。明日は初回から面白い展開になる。KO決着になるので、楽しみにしていてください」と静かに気持ちを高めた。
初防衛戦に臨むアヤラは「100%に仕上げてきた。メキシコ人としてアステカ戦士として、魂を震わせる試合を見せたい」と強い口調で決戦に向けての意気込みを語った。
続けて「試合のプランはない。私のニックネームは『カメレオン』。相手に合わせることができるからついたものだ。正々堂々と戦って、どっちが強いか決めようじゃないか」と語った。強敵を迎えての一戦に、興奮を隠しきれない様子を見せた。
フライ級は3月13日(木)に寺地拳四朗(33=BMB)がユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)との死闘を制し、WBA(世界ボクシング協会)・WBC(世界ボクシング評議会)王座統一に成功。WBO(世界ボクシング機構)王者のアンソニー・オラスクアガ(26=米)が京口紘人(31=ワタナベ)に判定勝ちし2、度目の防衛を果たした。
フライ級ウォーズ最終戦。名勝負必至の一戦をお見逃しなく!
■検診結果
IBF世界フライ級タイトルマッチ
王者:アンヘル・アヤラ・ラジザバル(メキシコ)
血圧:112/72mm/Hg
脈拍:75/min
体温:35.9℃
挑戦者:矢吹正道(LUSH緑)
血圧:116/94mm/Hg
脈拍:96/min
体温:36.0℃
オフィシャル
レフェリー:中村勝彦(日本)
ジャッジ:パトリック・モーレイ(米国)
ジャッジ:パヴェル・カルディーニ(ポーランド)
ジャッジ:フィリップ・ホリデー(豪州)
スーパーバイザー:安河内剛(日本)
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