中谷潤人とクエジャルが初対面!

　全勝対決で注目が集まっているWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級タイトルマッチの記者会見が22日、東京ドームホテルで行われ、チャンピオンの中谷潤人(27=M.T)と同級6位のダビド・クエジャル(23=メキシコ)が意気込みを語った。

　プライムビデオで生配信されるこの試合は、2月24日(月・休)に有明アリーナで開催される「Prime Video Boxing 11」のメインイベントで行われる。

　引き締まった表情で会見に臨んだ中谷は、「バッチリと仕上がった。リミットまで残り100グラム。今回は筋力を落さないようにしたため、早めに体重を落した。この会見が終わったら、シャドーボクシングをしてリミットまで落とします」と、体重管理一つとっても王者の貫禄が滲み出た。

　挑戦者に関して、「クエジャル選手は予想通り、自分より少し身長が高いなと思った。2月24日に向けて仕上げてきたので試合が楽しみ。良い結果を出して、王座統一戦に突き進みたい。そのためにも、まずはクエジャル選手を倒して評価を上げていく」と、長身相手の試合を心待ちにした。

　サングラス姿で会場入りしたクエジャルは、「パーフェクトに仕上がった。110%の仕上がりで、モチベーションも高い。今日、初めて中谷に会ったが、良い試合ができると確信した。当日は、メキシコ人らしく、たくさんパンチを出していく」と、初の世界戦に気持ちの高ぶりを隠しきれなかった。

　チェポ・レイノソトレーナーは、「激しいトレーニングを重ねてきたのを見て、彼が一発で世界チャンピオンになることを確信した。必ずベルトをメキシコに持ち帰る」と、愛弟子の世界初挑戦に太鼓判を押した。