那須川天心と対戦するJ.モロニーが来日!

　2月24日(月)に有明アリーナ開催される「Prime Video Boxing 11」で、那須川天心(26=帝拳)と対戦する前WBO(世界ボクシング機構)世界バンタム級チャンピオンのジェーソン・モロニー(34=豪)が16日、オーストラリアから来日した。

　バンタム級ノンタイトル10回戦で行われるモロニーと那須川の試合の模様は、プライムビデオでライブ配信される。

　真夏のオーストラリアから、双子の兄弟のアンドリューとトレーナー2名と来日したモロニーは、「昨年から1月まで大阪にいたので、寒いのは知っていた。問題ないよ」と笑顔で到着ゲートを出てきた。昨年5月にWBO世界王座を現チャンピオンの武居由樹(28=大橋)に奪われたことに言及し、「前回とても悔しい思いをしたので、5月から7ヶ月間しっかりトレーニングしてきた」と、前世界王者の意地を見せた。

　サウスポー対策にも自信を示したモロニーは、「イノウエと対戦したキム・イェジュン(32=韓国)、フィリピン人選手、オーストラリア人選手の3人を中心にスパーリングを沢山消化してきた。出稽古にも行って、色々なタイプの選手と実践練習をしてきた。これまでで、一番いい準備が出来たし、コンディションもとても良いよ」と、充実したトレーニングを、地元オーストラリアのゴールドコースト近くで、しっかり積んできたことを明かした。

　前回の那須川の試合を会場で生観戦したというモロニーは、「とても速くていいファイターだね。武居とは違うタイプだと思うが、しっかり宿題をしてきたよ。(サウスポー相手に)同じミスはしない」と、改めて強い自信を示した。

　2月24日(月)に競演するWBA(世界ボクシング協会)世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)が初戴冠した昨年9月の試合前には、来日して堤のスパーリングパートナーを務めたが、「最終調整を一緒に行うかは、わからないが、同じイベントで戦えるのはスペシャルなことだよ」と、比嘉大吾(29=志成)の挑戦を受ける拳友にエールを送った。