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[一夜明け会見]2024.12.16

西田凌佑が中谷潤人との王座統一戦を熱望!

 IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王者の西田凌佑(28=六島)が16日、大阪市内の六島ジムで一夜明け会見に臨んだ。

 西田は、昨日(15日)、大阪・住吉スポーツセンターで開催された「U-NEXT BOXING」のメインイベントで、同級14位のアヌチャイ・ドーンスア(28=タイ)を相手に、7回KO勝ちで初防衛に成功した。

  西田は「(減量面をふくめて)もう少しバンタム級でできる。一番評価が高い中谷選手とやりたい」とWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M.T)との王座統一戦を熱望した。

「パンチのもらい方が悪かった」
   見事なワンパンチKOで初防衛を飾った西田は、顔に多少の傷はあるものの、カットや腫れはなくダメージを感じさせなかった。

   昨夜の一戦を振り返った西田は「試合内容は良くなかったが、KOできたことに関しては良かった」と語った。しかし、パンチを受ける場面が多かったことに対しては、「危険なもらい方だった」と反省の言葉も。「安心して見てもらえるような内容ではなかった」と、さらなる改善への意欲を示した。
バッチリと決めた!
   六島ジムの枝川孝会長も、「勝てて、KOしたことにホッとしているが、1〜2ラウンドは足が止まっているように見えて、調子が悪いのかと心配した。しかし、最後の相手のワンツーに合わせた左ボディは素晴らしかった」と評価。これからの成長に期待を寄せた。
「西田の力はこんなものではない」武市晃輔トレーナー
   武市晃輔チーフトレーナーは、「3週間前に左肋を痛めてスパーリングが少なく、実際にリングに上がってみないとわからない状態だった。実際、動きは悪かった。最後に倒した左ボディフックは、ロドリゲス戦(エマヌエル・ロドリゲス)から取り組んできたもので、やはり自力で勝った部分がある」と述べると、「周りからは距離感が良いと言われているが、自分はそうは思っていない。西田はどんな相手にも対応できるオールラウンダー。攻略しにくいチャンピオンですよ」と評価した。
キーパンチとなっ左ボディストレート
   試合前に磨きをかけていた左ボディストレートは、フィニッシュブローとはならなかったものの、相手を下がらせるのに効果を発揮。「左ボディストレートを打ったら嫌がっているのがわかったので、どんどん打った」と語り、ロドリゲス戦でもダウンを奪った感覚を掴んでいる。
西田凌佑の活躍に期待!
   今後の展望について、枝川会長は「気持ちと体をゆっくりさせたい」とし、春の防衛戦は計画しておらず、理想の日程は6月頃とのこと。強い相手と戦うことで、選手としての成長が促されると期待している。また、武市トレーナーは「防衛回数で評価を上げる時代ではなく、実力のある相手との試合が重要」と強調した。

   西田の今後の活躍に、ボクシングファンだけでなく、関係者の期待も高まっている。これから見せる成長を心待ちにしたい。

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