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WBC(世界ボクシング評議会)世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M.T)と、挑戦者のペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)が14日、東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing」のDAY2で対戦した。

サウスポーのペッチを警戒しつつも、徐々に手数を増やして距離を詰めた中谷が、左カウンターで、ペッチがバランスを崩したところにパンチをまとめてダウンを奪うと、立ち上がったペッチを、最後は左ストレートで仕留めた。

陣営の皆んなと和やかな雰囲気で、会見会場に現れた中谷は「まずはホッとしている」と相好を崩すと「ノックアウト負けのない選手を倒して勝てたのは良かった」と、自身を評価し、「ペッチはパンチは感じなかったが、前に来ると思って、最初の入りはディフェンシブにしたので、少し時間はかかったが、パンチのタイミングを見極めながら戦えた」と振り返った。
MTジムの村野健会長は「今日はジャブがすごく良かった。スピードもあった」と愛弟子を讃えると「危険な攻防もあったので、本人に被弾しないように注意しながら進めて、こういう結果になったのは、良かったと思う」と労った。

公開練習の際に話に出ていた、今回の試合のキーパンチになる『3つのパンチ』について話が及ぶと「3つのパンチは、アッパーとマロニーパンチと左だった。1回、それがいいタイミングで当たったが、バッチリという感じではなかった」と明かした。6ラウンドに倒した左については「マロニーパンチよりも、長い距離で当てる『被せのパンチ』で、練習していたパンチ」でもあった。
世間の注目度が上がっていることには、「そういう注目は、大きくなればなるほど期待度も上がる。そういう期待に応えるのが、自分の仕事。たくさんのベルトを巻けるのを待ってくれる人がいれば、それが自分のパワーになる」と感謝の気持ちを伝えた。

今後については「次にでも統一戦をやりたい。昨日の試合(※1)をまだ観ていないので、まだ誰ととは言えないが、チャンピオンなら誰でもやりたい」と自信を滲ませた。
※1WBA世界タイトルマッチで、堤聖也(角海老宝石)が井上拓真(大橋)を判定で下して、世界王座奪取に成功。
リング上で向けられた勝利者インタビューのマイクには、照れた様子で「Who's next?」とリング下で、自身の試合を生観戦していたIBF王者の西田凌佑(28=六島)とWBO王者の武居由樹(28=大橋)に対戦を呼びかけた。
