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WBO(世界ボクシング機構)世界ライトフライ級王座を返上し、フライ級で世界2階級制覇を目指すジョナサン・ゴンサレス(33=プエルトリコ)が6日、成田空港到着便で来日した。ゴンサレスは、10月14日(月・祝)、東京・有明アリーナで、WBO世界フライ級王者のアンソニー・オラスクアガ(25=米国)に挑戦する。
前回は、WBO世界フライ級チャンピオンとして、岩田翔吉(28=帝拳)の挑戦を受けるために来日し、2022年の11月1日に王座防衛に成功、試合後の会見では、同日同会場で、WBC(世界ボクシング評議会)とWBA(世界ボクシング協会)の世界ライトフライ級王座を統一した寺地拳四朗(32=BMB)と、3団体統一戦を呼びかけあったのは記憶に新しい。
奇しくも、10月13・14日の連休中に2日連続で開催される「Prime Video Boxing」で、競演することとなった拳四朗とゴンサレス。拳四朗は、13日のWBC世界フライ級王座決定戦、ゴンサレスは14日のタイトルマッチで、それぞれが転級初戦で、世界2階級制覇を目指して競演することとなった。
24時間かけて、プエルトリコから米国ニューヨーク経由で来日したゴンサレスは、「神様に感謝、とても良い状態だ」とリラックスした様子で、ペットボトルの水を差して、「今回は移動中も水を飲めたので、ハッピーだ」と満面の笑みを浮かべた。
現在の体重は、120lb(54.4kg)で、本人曰く、「走れば10lb(4.5kg)は簡単に落ちるので大丈夫。以前は1日2食だった生活が、1日3食プラス水も飲める」と、減量苦から解放されたことを手放しで喜んだ。
14週間のトレーニングをプエルトリコで行ったジョナサンは、スパーリングも90ラウンド程度消化したことを明かした。オラスクアガに関しては、「若くてハングリーなチャンピオン。経験を活かしてイニシアチブを取ることが重要だが、具体的なプランは持ってきていない」と述べた。それでも、「明確に勝つための準備をしてきた」とトレーニングを振り返り、勝負のカギに「スピード」を挙げ、「初めは様子を見てから、中に入って、近い距離で戦いたい」とした。
日本のトップ選手たちが席巻する軽量級に話が及ぶと「タナカ、イノウエ、ケンシロウ、イワタ」と具体名を挙げて、「いつも彼らの動向をチェックしている」とリスペクトを示した。
ゴンサレスが肺炎にかかったため、一度はセットされたものの、中止となった昨年の春の拳四朗との王座統一戦にも言及し、「拳四朗に勝ってもらいたい。自分も勝って、拳四朗と統一戦をやりたい。拳四朗は友達じゃないが、リスペクトしている。試合がなくなった時は悲しかったが、神のお導きだったのだろう。健康が第一」と、2階級制覇を目指す拳四朗にエールを送った。
2年前に対戦した岩田翔吉(28=帝拳)とも競演するが、「前回戦った時は、岩田に経験が足りなかったが、今はイーブン」と、成長したライバルを評価した。