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[世界戦発表会見]2024.8.23

矢吹正道が名古屋でIBF王者ノンシンガに挑戦!

矢吹正道(32=LUSH緑)が王座奪還へ

 IBF(国際ボクシング連盟)ライトフライ級2位の矢吹正道(32=LUSH緑)が23日、ホテルモントレ グラスミア大阪で開かれた記者会見に出席し、次戦に向けた意気込みを語った。

 世界王座奪還を狙う矢吹は、10月12日(土)に愛知県国際展示場で開催される「3150×LUSHBOMU vol.2」のメインイベントで、IBF世界同級王者のシビ・ノンシンガ(25=南アフリカ)に挑戦する。

 矢吹が世界戦のリングに上がるのは、2022年3月に行われた寺地拳四朗(32=BMB)戦以来、約2年半ぶりだ。


「今のところ、勝つ確率は5割」
矢吹正道
 世界ランカーと元世界ランカーに3試合連続KO勝ちして、再び世界の舞台に戻ってきた矢吹は、「やっと決まったか」と気持ちを高めた。

 ノンシンガの映像は2〜3試合見たようで、「ディフェンスが良くて、カウンターが上手い。スピードがあり、接近戦もアウトボクシングもできる。穴がありそうでない」と警戒。その上で「噛み合うと思う。今のところ、勝利は5割。試合までに勝率を上げていく」と慎重に言葉を選びながら、ノンシンガ撃破を誓った。
松尾敏郎LUSH緑ジム会長も期待!
 LUSH緑ジムの松尾敏郎会長は、「ボクシング的に大人になり、さらに強くなった」と矢吹の成長ぶりに目を細めると、「矢吹は令和初のKO男。令和になって初めての興行(2019年5月1日、後楽園ホール)でKO勝ちしたのは矢吹だけ。ライトフライ級で、16勝中15KOなんてありえない数字。また、KO勝ちが増えるんじゃないですか」と、KO勝ちでの王座奪還に期待を込めた。
IBF王者:シビ・ノンシンガ(南ア)
 王座返り咲き後、初防衛戦となるノンシンガは、ビデオメッセージで意気込みを伝えた。「日本で戦うことは、私にとって素晴らしいチャンス。テクニックや才能をしっかりと披露する。矢吹は経験がある良い選手だが、彼を倒すために必要な要素を(私は)たくさん持っている。そして、私には素晴らしいチームが付いている。矢吹に勝つ自信がある。私の最終的な目標は、4団体統一チャンピオン。矢吹! しっかりと準備しておけ。俺はお前を倒しにいくから。日本で試合をすることが待ちきれないよ」。
KO決着必至!
 チャンピオンのメッセージを聞いた矢吹は、「お互いにKOを狙うので、KO決着になる。良い選手なのでリスペクトして倒しに行く。いつも最後だと思いながらやっている。リングで結果を残すことがすべて。後悔なく頑張る」と、静かに闘志を燃やした。

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